J1も、ほぼ前半戦が終了。 成績を分析してみる。

 J1も、ほぼ前半戦が終了した。
試合数にばらつきがあるものの、各チーム平均18試合を消化した。
19試合で半分なんだけど、中断期間に入ったので、ここでいつも通り、偏差値に基づいた成績を分析してみたいと思う。
(ACL出場チームが中断期間に入っただけです。)


J1順位分析表(クリック拡大)


順位と比例勝点(同一試合数18で換算)。


得失点の偏差値の2乗平均と順位の関係


得点と失点それぞれの偏差値と順位の関係

優勝争いは、川崎が名古屋に勝ち点18の差を付けているので、残り試合数18と同じなので、ぎりぎり追いつくかどうかという数字。
ほぼ無理だろう。
マリノスは、5試合少なく、比例勝点で9差なので、まだ十分射程距離内である。

降格争いは、今年は4チームなので、まだ混沌としているな。
さすがに失点が多すぎる横浜FCは、降格決まりだろうけど。

各チームについて論評してみよう。

川崎フロンターレ:得点が段違いだし、守備もレベルが高い。 死角なし、という所だったけど、ついに弱体化が始まりそうだな。
以前、「守田がポルトガル移籍、ついに川崎Fの弱体化が始まる。」という記事を書いた。 フロンターレが強いのは、中心選手が海外移籍してなかったから。 守田が前例を作ったので、これから海外移籍が増えるだろうと。 そして、田中碧のデュッセルドルフへの移籍が濃厚のようだ。 三苫も話が出ていて、五輪後の活躍次第では、すぐ決まりそうだな。 さすがにこの2人が抜けたら、川崎も相当弱体化するだろう。
ACLによる疲労の蓄積の影響も出るだろうし。 山根とか酷使してるしね。
ただ、さすがに差が大きいから、逃げ切りそうだけど。

名古屋グランパス:守備力は強いけど、攻撃は平均レベル。 予想通りだね。 2位は予想以上の成績。
そして、予想通り酷使されてる選手に怪我が出た。 丸山祐市。 これは痛い。 ACLも始まるし、まだまだ危ないと思うけどね。
稲垣とか米本とか中谷とか。 段々調子を落としていくと思う。

横浜F・マリノス:ACLがないのと、昨年入って来た選手たちがチームに適合して、活躍しだした。
オナイウと前田大然が予想以上の活躍をして、躍進した。
弱体化する川崎に追いつく可能性が出て来たのに、ポステコグルー監督のセルティック移籍が決まった。
あんな、特殊なサッカーを誰も指導なんて出来ない。 暫くはやれるだろうけど、夏場の運動量が落ちる時にどう対処するとかという問題があるので、新監督では難しいだろうな。

サガン鳥栖:予想外の4位。 驚き。 守備がリーグNo1で、攻撃力は平均少し上ぐらい。
昔のガンバと同じ特殊な3-4-2-2システム。 研究されて対処されてどうなるかだね。

ヴィッセル神戸:前半戦を健闘して、5位につけた。 イニエスタ不在でも。 これからさらに上を目指すところで、リンコンが怪我。 痛いね。 まあ、上位争いはするだろう。

サンフレッチェ広島:大穴と予想してたんだけど、苦しんでるね。 選手層の薄いのがなあ。

アビスパ福岡:大健闘の7位。 得失点ともリーグ平均レベル。 粘り強い。 いつまで続けられるか。

鹿島アントラーズ:ザーゴを解任して、相馬監督になり、持ち直した。 リーグ3位の得点力。 攻撃サッカーへの転換には成功してるみたいだ。 エヴェラウドが無得点にもかかわらずだからねえ。 上位進出してくるのは、間違いなし。

浦和レッズ:得失点ともリーグ平均レベル。 ユンカーの大活躍で何とかこの位置。
しかし、酒井宏樹の獲得と柏の江坂の強奪でもっと上に来るだろうね。
GK鈴木彩艶をやっと抜擢して来て、敵ながら楽しみだな。 とっとと海外移籍することを望む。

ガンバ大阪:降格圏の17位。 危ないね。 コロナの影響が甚大で、どうしようもなくなって、宮本監督を解任、松波監督が就任した。 サッカーの内容が改善した訳ではないが、何とか勝ちを拾えるようになった。
しかし、松波監督の続投させたのが、最悪。 降格争いだね。

上位陣に不安要素が多い。
上と中位の差が詰まってくるだろうね。


得点と失点それぞれの偏差値と勝ち点の偏差値の関係

得点の偏差値と勝ち点の偏差値の相関が、失点よりかなり高い。
今年は、得点力が高いチームが上位に来るんだろうな。

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