J1第32節、ガンバ大阪はホームでジュビロ磐田と対戦した。
出場メンバー。
左WBに鈴木雄斗を使ってきた。 J初先発。 どんなプレーをするのか期待して、注目して見た。
ジュビロは最下位に沈み、監督交代したばかりの弱っているチーム。
まさか勝てないことはあるまいなと見ていた。
前半、ガンバがボールを支配し、ジュビロがカウンター。
そして、前半12分、ルキアンがドリブル突破しようとしたのを高尾にうまく止められ、自分に腹がたったのだろう、思わずボールを観客席に向かって思い切り蹴りだしてしまった。 観客席に謝罪のポーズをしたので、悪気はなかったと思うが、イエローカードを出され、これが2枚目、退場となった。
何というラッキー。 この暑さの中、エースFWを欠く10人が相手だ。
楽勝もんだろう。 まあ、しかし今のガンバだ、堅実にやればいいと見ていた。
これで、ガンバがますますボールを支配するが、ジュビロも引いて守ってきたので、膠着状態になる。
後半勝負でいいやと思っていたのに、前半44分、唯一違いを作り出していた小野瀬が右サイドから中央に切れ込んで、ファーサイドにライナー性のクロス、宇佐美が飛び込むが触れず、何とそのままゴールに飛び込んでしまった。
どうしたカミンスキーというプレーだった。
これで、2つ目のラッキーだ。
ガンバさん、今日はどうぞ勝ってくださいよという運の流れだった。
前半、1－0で終了。
後半、ガンバは、左サイドの鈴木の所からも攻め出した。
しかし、センタリングの精度に欠ける。 右で蹴っても左で蹴っても。 突破力もないし、スピードも普通。 センスも感じない。
冴えない攻めが続くが、それでも、後半36分、矢島がドリブルを仕掛け、PA右奥から中に折り返すが、宇佐美のフリーのシュートがバーを叩いた。 極めつけのチャンスを逃した。
さらに、カウンターから高尾がドリブルで持ち上がり、パトリックにどんぴしゃクロスを上げるが、フリーのパトがヘディングシュートをゴール右に外した。 これも決定的だった。
ガンバは、なびいていた運の女神に背いた。
ジュビロは、アダイウトン・荒木・中山と攻めのカードを投入。
後半49分、パワープレーに出ていた磐田が、ロングボールをファビオがヘディングで中央に折り返し、大南が頭で合わせ、そのこぼれ球を中山が反応したところを、倒された。 PK。
PKかな？ しかし、その前にアダイウトンが倒されたプレーがあったので、合わせ技で取られたのかもしれない。
このPKを中山に決められたところで、試合終了。
全く、呆れるような試合だった。
今最弱のジュビロに、しかも10人相手に引き分けるとは。
宮本監督の采配に疑問符が付き始めたな。
解説がずっと気づかなかったが、鹿島OBの岩政だった。
勝負強かった鹿島との違いを聞かれ、攻守ともゴール前での熱量が足りないと答えていた。
熱量という言葉はオブラートに包んだ表現で、要するに気迫が足りないんだな。
究極には、サッカーの勝負はそれで決まると思っていますとも答えていた。
ガンバに一番欠けているものだな。
ガンバで気迫を出す選手は、東口と倉田だけだ。 残念なことに、二人とも周りを叱咤出来ない。
本当は三浦が鬼になって欲しいのだが、そういう顔ではない。 高尾はもっとそういう顔でない。
東口がやるべきだな。 東口がやっても誰も文句は言わんだろう。
東口と言えば、フィードのキックのミスが多すぎだ。 ずっと目に付く。 あれでリズムを壊している。
キックの技術がないんだから、前に大きく蹴りだした方がいい。 パトリックがいるんだし。
宇佐美とパトは責任を感じているだろうか？
パトは、試合終了と共に突っ伏していた。
宇佐美はどう感じているのか？ お気楽だからな。
ドイツでハードワークを身に着けたと言っていたが、まだ見ていない。
鈴木雄斗は、期待外れだなあ。 というか全然知らなかったので、単なる期待だが。
突破力があるわけでもないし、スピードがあるわけでもない。 センスがあるわけでもないし、キックの精度があるわけでもない。 守備力が高いわけでもないようだ。 ユーティリティと運動量があるのかな？ 何の魅力も感じない。 ジェソクよりはいいが。 なんで、この選手を取ったんだろう？ まあ、そうそういい選手が取れるわけではないんだろうが。
これから、鹿島・横浜FMと試合が続く。 厳しい状況なので、今日は勝たないとダメな試合だったのだ。
今年も、残留争いか。
ファビオがジュビロに入団して、いきなり試合に出ていた。
ブラジルに帰って、どこかのチームに入ったんだろうなと思っていたら、所属チームなしだったみたいだ。
どこのチームも取らないが不思議でならなかったのだが、ジュビロに決まって良かったよ。
ガンバの選手とハグしたり、握手したりしていたね。
（追記）
ガンバTVに鈴木雄斗選手が出ていて、インタビューに答えていた。
気持ちの強い選手みたいだ。 自分だけでなく、周囲にも影響を与えてくれたらなあ。
宇佐美選手がこの試合後に”たむけん”に話を聞かれ、深刻な表情で答えていた。
お気楽というのは、訂正しておきます。