羽生竜王、名人奪取ならず。

 羽生善治竜王が佐藤天彦名人に挑戦する第76期名人戦七番勝負第6局が行われた。
ここまで、名人の3勝2敗で、名人が防衛に王手をかけている。
羽生竜王は、2年前に敗れて失った名人位を奪回できるかどうか、それとタイトル通算100期をかけた戦いだった。

 ここまでの戦いは、羽生竜王が、佐藤天彦名人の周到に準備した研究勝負に飛び込んで、序盤から不利になり、そのまま押し切られる戦いが多かった。
こういう大事なタイトル戦ぐらい、相手の研究を受けて立つのではなく、自分の土俵で戦えばいいのにと思うんだが。

 このカド番では、力戦系に持ち込んで、少し羽生竜王良しだったが、徐々に名人が有利になっていく。
例のごとく、アベマとニコ生の両方で見ていた。 ニコ生では、渡辺明が解説に来ていた。
三浦九段への誣告事件以来、大嫌いなので、渡辺明の解説は聞かない。 ポンポコの数値をチェックするためだけに見ていた。
ジリジリとした戦いが続いた後、なんとか羽生竜王が逆転に成功する。
残り時間も少なくなり、これで勝ったかと思ったんだが。


佐藤天彦名人の端攻めを受ける場面、ここで竜王は△1三同香とした。
これが悪手だったようだ。 正解は△1三同玉。
これは、なかなか指せない。 ここで逆転して、佐藤名人が押し切った。
苦労の末にやっと逆転したと思ったら、再逆転を食らった。
この端攻めは、4四の角の効きを利用して、飛車や香を歩で止めることが出来たのに、無理をしてしまった。

 是非とも、名人を奪取して欲しかった所だけど、残念。
羽生竜王も最近勝てなくなってきた。
今年の成績は、5 勝 8 敗と負け越してるからねえ。
後望むのは、棋聖戦か竜王戦でのタイトル通算100期の達成と藤井聡太七段とのタイトル戦を見ることぐらいかな。
但し、藤井聡太七段の最近の将棋を見るにつけ、負けそうな感じはするけど。

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