羽生3冠、木村一基八段を4-3で破って、王位6連覇。

 羽生善治王位に木村一基八段が挑戦する第57期王位戦七番勝負第7局が行われた。
2勝3敗でカド番を迎えていた羽生王位だったが、第6局を完勝してタイに持ち込んでいた。
他にも、棋聖戦で永瀬拓矢六段にカド番に追い込まれるも、逆転で防衛、王座戦も糸谷哲郎八段に2連勝で王手をかけていて、最近羽生3冠も復調してきた。
一時期負け越すとか、絶不調だったのに。
メガネの度を直して、薄い茶髪にまでしたのが効いたようだ(記事)。

 さて、第7局、羽生王位の先手で横歩取りになった。
横歩取りには、しないと思ったけど。
羽生王位が不調になったのは、横歩取りで佐藤天彦名人に負けて、その後も負け続けたのが原因だと思ってたから。
しかし、用意の手があったのかな。
2日目の封じ手で、▲5五角というアクロバティックな手が指された(棋譜)。
こんな手、怖くて素人には指せない。
もっとも、解説の棋士達に予想されてたけど、何手も前から構想するのは、難しいとのコメントだった。
これ以降、飛角が乱舞する面白い展開になる。
ただ、こういうのは、羽生王位の土俵。
有利になってたみたいだけど、棋士たちの予想を微妙に外しながら、難しい攻めを続け、最後華麗に詰ませた。
安易な固い手ではなく、詰みへ一直線に向かう見ごたえのある攻めだった。
羽生さん、完全復活という感じだった。
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 これでタイトル獲得を通算96期とした。
3冠だから、今季王座も防衛したら、来年には通算100期もありえそうだ。
凄いなあ。

 ちなみに、9/28は羽生王位の46歳の誕生日だったようで、誕生日の戦績は、過去10局あり、9勝1敗だったらしい。
持ってるね。
ちなみに、奥さんが、新発売の信玄餅アイスを用意して待ってるらしい。

 木村一基八段も残念。
話が面白いから好きなんだけど。

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