*** 政府は、新型コロナウイルスの感染が収束しつつある国・地域との入国制限を段階的に緩和する方向で検討に入った。全世界を対象に実施している入国制限は6月中も続ける方針で、夏以降、企業関係者などに対象を絞り、緩和を始めていきたい考えだ。
往来にあたり、出国前にPCR検査を受けて陰性を証明する書類を受け、到着後に再び検査で陰性であれば、宿泊先での14日間の待機などを免除する案などが浮上している。
茂木外相は22日の記者会見で、入国制限の緩和について「例えば経営者や専門人材など必要不可欠な人材から始め、次に留学生。観光客はかなり先になるのではないか」と述べ、段階的になるとの見通しを示した。
対象国も段階的に広げる考えで、収束状況に加え、経済的な結びつきの強さや人的往来の必要性などから総合的に判断する。 ***
ふと、どんな国が今まで入国制限対象になっていたんだろうと気になった。
当然、ほとんどの国を対象にしていると思っていた。
しかし、日本は100カ国・地域しか入国拒否の対象にしていない。
逆に日本は、183か国/地域から入国制限措置を取られている。
ちなみに、世界には、日本が認めている国は、196ヶ国ある。
日本は世界のほとんどの国から入国制限されているのに、半分しか制限をかけていないことになる。
調べてみて、驚いたよ。
インドを入国制限していないのだ。 世界で11番目に感染者が多いのに。
パキスタンとかバングラデッシュも多いのだ。
一体、政府はどういうつもりだ? 信じられないよ。
一方、ヨーロッパは、ほぼすべての国が対象。 これが当然だろ。
ここも、アルゼンチン・パラグアイ・ベネズエラが制限対象国に入っていない。
理解に苦しむよ。
何か、政治・経済的な理由があるのかな?
純粋に感染の多い少ないなら、感染抑制に成功している、台湾・オーストラリア・ニュージーランドをなぜ制限しているのか、と思う。
国民の努力を馬鹿にしている。
凄く胡散臭い。
と思って、理由を調べようとしたら、次の記事を見つけた。
*** 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、茂木敏充外相は5月22日の記者会見で、インドやアルゼンチン、南アフリカなど11カ国の感染症危険情報を4段階で2番目に高い「レベル3」(渡航中止勧告)に引き上げたと発表した。
渡航中止を勧告したのはインド、パキスタン、バングラデシュ、アルゼンチン、エルサルバドル、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、ガーナ、ギニア、南アフリカ。対象は全世界の111カ国・地域に広がった。
政府は近く国家安全保障会議(NSC)の緊急事態大臣会合で、11カ国に2週間以内に滞在した外国人の入国拒否などの水際対策を決める。入国拒否の対象外の全世界については、5月末までの期限でとっている査証(ビザ)の効力や免除の停止措置などをさらに1カ月延長する方針だ。 ***
インド、パキスタン、バングラデシュ、アルゼンチンは、これから制限対象にしようとしているみたいだ。
遅すぎる。 信じられないよ。
このことが、なぜニュースになっていないのか?不思議だね。