岸田劉生展    大阪市立美術館

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   ≪麗子像≫  ≪支那服着たる妹照子之像≫

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   ≪夏の路≫

 大阪市立美術館で生誕120周年記念 岸田劉生 展を見た(2011/10/22)。2010年に小磯記念美術館で見た岸田劉生の軌跡 展には、がっかりさせられていたので、少し不安があったが、今回のは、はるかに良かった。
 初期の風景画や肖像画が並んでいる。特別どうこうはない。面白くなってくるのは、自画像や肖像画がこれでもかと並んでいる所からだ。やたらと押しかけては、肖像画を描いていて、「岸田の首狩り」と呼ばれていたらしい。性格をも描き出そうとする、正統的な肖像画だと思う。しかし、これだけずらーっと並んでいると、壮観である。画家の執念を感じる。しかし、凄みまでは、感じなかったなあ。重要文化財になっている、≪道路と土手と塀(切通之写生)≫は、やはりいい。見るのは3回目ぐらいだろうと思う。写実的でありながら、道が盛り上がっていくようなエモーショナルな表現は、面白い。静物画も独特で面白いと思う。そして、重要文化財の≪麗子像≫、大昔はグロテスクな感じがしていたのだが、見慣れてきたせいか、今回はクラシックな美しさを感じた。
 京都に居た時は、骨董買いと茶屋遊びにふけって絵がおろそかになっていたらしい。確かに、以降の絵は駄目だ。
 同時に開催していた特集展示「雲の上を行く仏教美術Ⅱ」、「中国書画Ⅱ」
では、意外にも素晴らしい作品が展示されていた。なかでも、戴進の「松岩蕭寺図」は素晴らしかった。

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