高妻山or白根山に登る予定だったが、雨のためしょうがなく信州・小布施の「北斎館」に寄った(09/08/10)。小布施は、ほんの小さな範囲だが、歴史的町並みが残っていて、ちょっとした観光地になっている。北斎が晩年に長くここに逗留したため、2基の祭屋台にはめ込まれた有名な天井絵が残っている。「龍・鳳凰」と「男浪・女浪」である。北斎の版画は絶品であるが、肉筆画には好き嫌いがある。どぎついのである。それが鼻につくこともあれば、迫力を感じることもある。「龍・鳳凰」は、どぎつくて好きになれないが、「男浪・女浪」は素晴らしかった。
「男浪・女浪」
雪中せきれい