原油先物価格がリーマンショック時を下回る23ドルに。

 NYダウとWTI原油先物価格は、連動している。
米国がシェールオイルを増産出来るかどうかが、原油先物価格にかかっているから。


WTI原油先物価格の推移。

ついに、価格が23.4ドルにまで下がった。
ここまで下がったのは、かつてなかったんじゃないだろうか?と見てみたら、


WTI原油先物価格の推移(長期)。

なんと、リーマンショック時を下回っている。
これは、凄い。
そして、OPECが誕生して、すったもんだした後、生産調整をすることによって、原油価格を引き上げることに成功したのだが、その当時の価格にまで下がった。
20年前の価格だよ。

それだけ、コロナウィルスの影響は凄いということだね。
イタリアも日常品以外の生産をストップするまでになった。
原油を使わなくなるんだから、安くなる。

まあ、その前に、減産合意に失敗したのが大きな原因みたいだけど。
OPECは5日に開催した加盟国のみの臨時総会で、OPECプラス全体で日量150万バレルの追加減産を提案することで合意、ひとまず相場は落ち着きを取り戻すのではとの見方も浮上していた。しかし、

6日のOPECプラスの会合で、OPECプラス全体で日量150万バレルの追加減産を提案することで合意していたのを、ロシアが拒否。追加減産どころか、3月末まで有効となっている減産に関しても延長の合意がまとまらなかった。
さらに、サウジが態度を一変、4月以降の増産方針を明確に打ち出してきた。
そこに、コロナウィルスが追い打ちをかけたという感じかな。

株価が下がる要因がこれでもかと重なった。

しかし、日本にとっては、原油価格が下がるのはありがたいんだけどな。
それに、コロナウィルスの影響も、他国に比べればましだ。
ここまで、日経平均は下がらなくてもいいんじゃないかと思うんだけど。
輸出品を買ってくれなくなるから、ダメか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする