米国が世界の経常収支の赤字の1/3を占めている。 よく破綻しないな。

 雑誌でちらっと世界の経常収支の赤字国の面々を見て、興味を持ったので、調べてみた。
2014年のデータというのが残念だけど。
世界の経常収支の黒字国、上位5カ国とその占有率。
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ドイツが世界の経常収支の黒字の総額15,097億USドルの内、19%も占めている。
これは、凄い。
ドイツは通貨がユーロなので、いくら儲けても、ユーロ全体で薄められるので、ユーロ高になることはない。
だから、ぼろ儲けできるのである。
日本なら、儲けすぎると、すぐ円高になって、抑えられる。
中国の15%も凄い。
ちなみに、日本は16位である。

さて、世界の経常収支の赤字国、上位5カ国とその占有率。
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アメリカが断トツの一位で、世界の経常収支の黒字の総額11,622億USドルの内、何と33%を占めていて、世界の赤字の1/3。
良くこれで破綻しないなと思ってしまう。
ただ、この上位5カ国の顔ぶれを見てわかるとおり、世界からの投資を集めている国である。
だから赤字でも問題ない。
結局、経済が破綻して、外国から投資もされなければ、物が買えず、赤字も大きくなりようがない。
収入と支出の総額が少ない国が問題なのだろう。

 日本は、米国債を世界一保有しているので、日本は必至になって稼いだお金を米国に貢いでいるという話がある。
それに、日本は米国債を引き出せないという話もあるからなあ。
さらに、米国債の保有に支払われる利子も現金で支払われるのではなく、さらに米国債を積み増しされるだけ、という話まであるみたいだ。
日本の米国債の保有額は、2015年4月時点で、約145・7兆円。
「国の借金」は、1044兆円。 1/7くらいか。 さすがに”ちゃら”にはならないな。

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