天王山 (3)  ~まとめ : 秀吉・光秀の戦い地を偲ぶ~

 京都府と大阪府の境にある天王山270mに登った。(2015/02/07)。
水無瀬川緑地公園の駐車場に車を停める。

天王山 001・サントリー山崎 (640x480)
サントリー山崎の工場が見える。
線路に向かって歩き、サントリー工場前で、線路を渡り、右折する。
JR山崎駅を右手に過ごして、
天王山 003・登り口 (640x480)
この登り口の石柱のある角を左折する。
右手に一つお寺をやり過ごすと、
天王山 004・宝積寺 (640x480)
宝積寺。  仁王像が残っているのは、珍しい。
天王山 008・宝積寺 (640x480)
宝積寺の本堂。
明智光秀は、本能寺の変で謀反を起こし、織田信長は自害する。
豊臣秀吉は、その知らせを聞き、中国大返しで京都に舞い戻り、この天王山の地で、明智光秀と相対する。
豊臣秀吉は、この宝積寺に本陣を置いたそうだ。
この本堂の右手奥が登山口。
天王山 009・登山口 (480x640)
ここが、登山口。
天王山 010 (480x640)
整備された登山道を登っていく。
天王山 012・青木葉谷展望台 (640x480)
青木葉谷展望台に到着。
天王山 014・桂川が淀川へ合流 (640x480)
眼下には、淀川が見える。
ここは、木津川と宇治川が合流した川に桂川が合流している所。
天王山 015・中央にアベノハルカス (640x480)
大阪方面。 中央に一際高いアベノハルカスが霞んで見える。
天王山 018 (480x640)
整備された登山道を登っていく。
天王山 019・山崎合戦の地 (640x480)
山崎合戦の地の石碑がある。
このあたりにベンチが多いので、ここで昼飯を食べる。
頂上は展望がないので、ここで食べたのは正解だった。
天王山 020・旗立松展望台 (480x640)
そばにある旗立松展望台に上がって、戦場を見下ろす。
天王山 021 (640x480)
解説板がある。
天王山 022・大山崎JC (640x480)
 横方向に走る高速道路のあたりを境に、上側に明智軍、下側に秀吉軍が相対した。
流れているのは、桂川。

 最初戦いは拮抗していたが、桂川沿いに池田恒興が北上、側面からの攻撃に成功、一気に戦況は、秀吉側に傾く。
 光秀は、この桂川と天王山に挟まれた狭い地で、秀吉を迎え、狭い地で縦に伸びた秀吉軍を叩く腹積りだったようだ。
空振りに終わったのだが。
単に話を聞くだけでなく、こうやって実際に生で地形を見ると、感慨も深くなる。
天王山 030 (640x480)
どちらでも頂上に行けるが、左手に進む。
天王山 032 (640x480)
十七烈士の墓。
時は幕末。 蛤御門の変で敗れた、久留米藩士・真木和泉守以下十七名は天王山に踏みとどまり、全員割腹自刃した。
合掌。 日本の守護をお祈りしておいた。
天王山 035・酒解神社の神輿庫 (640x480)
少し進むと、酒解神社がある。 奈良時代の創建だそうだ。
これは、神輿庫。 なかなか風格がある。 重文に指定されている。
天王山 042 (480x640)
ヒノキ林の中を進んでいく。
天王山 044・天王山山頂手前 (640x480)
天王山山頂手前。 右手に行くと、柳谷方面。 まっすぐ登ると、天王山山頂。
天王山 048・天王山山頂 (640x480)
広場に少し小高い所がある。
天王山 045・天王山山頂 (640x480)
そこが、天王山山頂。 展望はない。
天王山 050 (640x480)
先ほどの別れに戻って、左折、柳谷方面に向かい、十方山を目指す。
自然林のなだらかな道を歩く。
天王山 055 (640x480)
ここが十方山への別れと勘違いして、左の道に入る。
けど、進んでいくと、結局元の道に戻ってきた。
天王山 062・奥の山展望広場への分岐 (640x480)
奥の山展望広場への分岐。
2~3分で行けて、絶景と落書きされていたので、右手に入る。
天王山 064・長岡京方面 (640x480)
大きな反射板の前で展望が開ける。
長岡京方面が見える。 絶景ではないな。 大げさ。
引き返す。
天王山 066・十方山への分岐 (640x480)
しばらく進むと、十方山への分岐に出会う。
ここで左折。
天王山 067 (640x480)
自然林の尾根道を進む。
天王山 070・十方山 (640x480)
小高いだけの十方山304mに到着。 天王山より少し高いみたい。
展望はない。
このまま、南方向に下山することにする。
ちょっと勘違いしていたので、このまま南方向に進むと、どこに下山するかわからない。
けど、道はしっかりしているので、そんなに離れていない所に下山できそうと判断した。
まあ、間違えていたとしても、戻ればいいだけの話。
低山なので、体力的な問題もないだろう。
天王山 072 (640x480)
地形図からわかるように、緩やかな尾根道の下りが続く。
天王山 083 (640x480)
竹林になってきたと思ったら、急に視界が開けた。
天王山 088・天王山トンネル (640x480)
名神高速の上に出てきた。
正面のが、天王山トンネル。
右手の陸橋を渡って、左手に進む。
右手に高速下をくぐれるのだが、左手に水無瀬の滝の標識を発見。
ちょっと寄っていく。
天王山 089・水無瀬の滝 (480x640)
水無瀬の滝。
5段になっている、なかなかの滝。
こんな、名神高速のそばでなければ、ちょっとした名所になっていると思うのだが。

 先ほどの高速下をくぐって、市街地の中を下っていく。
やがて線路に出会い、左手へ、サントリー工場の前で、線路をくぐって、少しで、水無瀬川緑地公園に戻ってきた。

 まあ、面白みの少ない山かな。
ただ、冬に軽く運動するつもりで登るには、いいんじゃないかな。
竹林やヒノキの植林も見られるが、自然林が多く、なだらかな道が続くので、歩くには雰囲気はいい山だと思う。

map-route-c (640x556)
今回の天王山の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場11:10 → 宝積寺11:30 → 11:55旗立松展望台12:15 → 12:35天王山山頂12:40 → 
十方山への分岐13:15 → 十方山山頂13:30 → 天王山トンネル14:15 → 駐車場14:40

天王山の登山で出会った樹木を紹介します。
map-route-tree (640x556)
樹木の地点です。

天王山 011 (640x480)
麓近くには、竹林が多かった(地点A)。
天王山 041 (640x480)
また、頂上近くでは、ヒノキと竹林の不思議なコラボレーションが見られた。
天王山 057・サザンカ (640x480)
サザンカ(地点B)。
天王山 058 (640x480)
平滑の樹皮。
天王山 059 (640x480)
葉先はわずかに凹む。
ヒサカキに似るが、葉裏の網目が多少見える程度なので、サザンカ。
天王山 074 ・アラカシ(480x640)
アラカシ(地点C)。
天王山 075 (640x480)
樹皮。
天王山 076 (640x480)
粗い鋸歯で、先半分にある。
天王山 078・ヤマモモ (480x640)
ヤマモモ。
天王山 079 (640x480)
白っぽく、縦じわのある樹皮。
天王山 080 (640x480)
細長く先寄りで幅広い葉。
天王山 082 (640x480)
また、麓近くで、美しい竹林が見られた。

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