滋賀県の琵琶湖の北にある七七頭ヶ岳693mに登った(2015/06/20)。
木之本ICから365号線、市道?で北上、菅並へ。
そこに自転車をデポした。
少し戻って、上丹生へ。
橋を渡った所の駐車スペースに車を停めた。
上丹生へ道を走っていると、山肌から霧が湧きあがっていた。
水墨画のよう。
上丹生すぎの所の橋を渡ったところに、七七頭ヶ岳観音参道の入口がある。
この手前に駐車スペースがある。
橋に戻って、高時川を見る。
雰囲気のある、きれいな川。
七七頭ヶ岳方面を見上げる。
参道を入ってしばらくで、ここから急登になる。
最初は、凹んだ山道。
急登が続く。
やっと尾根に出た。
南西側に展望が開ける。
道脇に標石がある。
ところどころ、道が草木に覆われる。
昨夜の雨が残っていて、通り抜けると、雨露に濡れて、心地よい。
暑さがまぎれる。
摺墨の小さな集落が見える。
大きなブナの木に出会う。
しばらく登って、頂上の御堂に到着。
ここで昼飯。
頂上は左手少しのところかな。
南側の眺望。
南側は切り立っているが、樹木で眺望はイマイチ。
余呉湖が見えるはずなんだけど。
古風な石塔。
これが、ササユリなのかササなのかが、わからない。
ササユリの花をあちこち探したのだけれど、見つからなかった。
遅かったのかな。
ネットで調べると6/14には、見られたようだけど。
本当は、先週来たかったんだけど、天気のせいで今日に。
失敗した。
下山することに。
御堂の右手から裏に回ると、気持ちの良いブナ林が広がっている。
尾根道を緩やかに下っていく。
ここで右折。
これぐらい草木生い茂る所もある。
人が通らないんだろうな。
下りの所では、滑りやすくて、疲れた。
ズボンが雨露でびしょぬれになっていたよ。
コナラ?とカエデの気持ちの良い樹林。
下っていると、墓谷山?が見える。
急坂を下りきると、菅並の下山口に降りて来た。
手前の石段から降りてくる。
少し歩いて、置いておいて自転車に乗って、上丹生に戻った。
高時川がいい。
この風景が大好きだ。
この登山で、高時川の風情が一番良かった。
初めて登る山だと思ってきたけど、七七頭ヶ岳観音参道の入口を見た時、あれっ見たことあるな、と思った。 登っていると、雰囲気で登ったことがあるのを確信した。
調べると、2012年の7月末に登ってた。
わずか3年前のことを忘れてる。
その時は、めちゃくちゃ暑くて、汗でシャツがずぶぬれになったのを思い出す。
地図にチェックを入れ忘れていたようだ。
七七頭ヶ岳は、人が少ないのだろう。
登山道が草木に覆われつつある。
これ以上ヤブこぎみたいになったら、ますます廃れるだろうなあ。
セールスポイントが少ない。
ササユリも少なくなっているようだし。
ブナ林も気持ちいいけど、それほど広くないし。
頂上の南側の木を伐採して、余呉湖の展望を良くすると、セールスポイントになると思うけど。
(コースタイム)
駐車スペース11:50 → 13:20頂上14:00 → 菅並15:30 → 自転車 → 駐車スペース15:45
七七頭ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
リョウブ(地点A)。
斑のリョウブの樹皮。
細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。
ウラジロノキ。
菱形の皮目のあるウラジロノキの樹皮。
山形の重鋸歯のウラジロノキの葉。
葉裏全体有毛で、多少しろっぽい。
短枝に3枚ずつ束生。
かわいかったので。
ブナ(地点B)。
ブナの灰色で平滑の樹皮。
葉の縁が波形のブナの葉。
葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。
ササユリなのかササなのか?
エゾユズリハの群落(地点C)。
雪の多いブナ林によく群生するそうだ。
エゾユズリハ。
ユズリハの側脈は10~20対。
ユズリハは、葉先が急に狭まり尖る。
ユズリハの葉柄は赤みを帯びることが多い。
エゾユズリハは側脈が8~11対。
ヒメユズリハは、葉先が次第に狭まり尖る。
ヒメユズリハは、葉脈の網目は小さい。
ので、エゾユズリハ。
コアジサイ。
大きな三角形の鋸歯があるコアジサイの葉。
コハウチワカエデ(地点D)。
灰青褐色で滑らかだが、立てに筋が入る、コハウチワカエデの樹皮。
9分裂のコハウチワカエデの葉。
葉柄の長さが葉身の2/3。