七七頭ヶ岳 (3)  ~まとめ : 草木覆う登山道~

 滋賀県の琵琶湖の北にある七七頭ヶ岳693mに登った(2015/06/20)。
木之本ICから365号線、市道?で北上、菅並へ。
そこに自転車をデポした。
少し戻って、上丹生へ。
橋を渡った所の駐車スペースに車を停めた。

七七頭ヶ岳 001 (640x480)
上丹生へ道を走っていると、山肌から霧が湧きあがっていた。
水墨画のよう。
七七頭ヶ岳 002・登山口 (640x480)
上丹生すぎの所の橋を渡ったところに、七七頭ヶ岳観音参道の入口がある。
この手前に駐車スペースがある。
七七頭ヶ岳 003・高時川 (480x640)
橋に戻って、高時川を見る。
雰囲気のある、きれいな川。
七七頭ヶ岳 005 (640x480)
七七頭ヶ岳方面を見上げる。
七七頭ヶ岳 006 (640x480)
参道を入ってしばらくで、ここから急登になる。
七七頭ヶ岳 007 (480x640)
最初は、凹んだ山道。
七七頭ヶ岳 009 (640x480)
急登が続く。
七七頭ヶ岳 010 (480x640)
やっと尾根に出た。
七七頭ヶ岳 013 (640x480)
南西側に展望が開ける。
七七頭ヶ岳 016 (480x640)
道脇に標石がある。
七七頭ヶ岳 029 (480x640)
ところどころ、道が草木に覆われる。
昨夜の雨が残っていて、通り抜けると、雨露に濡れて、心地よい。
暑さがまぎれる。
七七頭ヶ岳 031 (640x480)
摺墨の小さな集落が見える。
七七頭ヶ岳 037 (480x640)
大きなブナの木に出会う。
七七頭ヶ岳 042・頂上の御堂 (640x480)
しばらく登って、頂上の御堂に到着。
ここで昼飯。
頂上は左手少しのところかな。
七七頭ヶ岳 046・南側の眺望 (640x480)
南側の眺望。
南側は切り立っているが、樹木で眺望はイマイチ。
余呉湖が見えるはずなんだけど。
七七頭ヶ岳 044 (640x480)
古風な石塔。
七七頭ヶ岳 043・ササユリ (480x640)
これが、ササユリなのかササなのかが、わからない。
ササユリの花をあちこち探したのだけれど、見つからなかった。
遅かったのかな。
ネットで調べると6/14には、見られたようだけど。
本当は、先週来たかったんだけど、天気のせいで今日に。
失敗した。

 下山することに。
七七頭ヶ岳 047・ブナ林 (640x480)
御堂の右手から裏に回ると、気持ちの良いブナ林が広がっている。
七七頭ヶ岳 055 (640x480)
尾根道を緩やかに下っていく。
七七頭ヶ岳 056・ここで右折 (640x480)
ここで右折。
七七頭ヶ岳 057 (480x640)
これぐらい草木生い茂る所もある。
人が通らないんだろうな。
下りの所では、滑りやすくて、疲れた。
ズボンが雨露でびしょぬれになっていたよ。
七七頭ヶ岳 064 (640x480)
コナラ?とカエデの気持ちの良い樹林。
七七頭ヶ岳 066・墓谷山? (640x480)
下っていると、墓谷山?が見える。
七七頭ヶ岳 067・下山口 (640x480)
急坂を下りきると、菅並の下山口に降りて来た。
手前の石段から降りてくる。
少し歩いて、置いておいて自転車に乗って、上丹生に戻った。
七七頭ヶ岳 070・高時川 (640x480)
高時川がいい。
この風景が大好きだ。
この登山で、高時川の風情が一番良かった。

 初めて登る山だと思ってきたけど、七七頭ヶ岳観音参道の入口を見た時、あれっ見たことあるな、と思った。 登っていると、雰囲気で登ったことがあるのを確信した。
調べると、2012年の7月末に登ってた。
わずか3年前のことを忘れてる。
その時は、めちゃくちゃ暑くて、汗でシャツがずぶぬれになったのを思い出す。
地図にチェックを入れ忘れていたようだ。

 七七頭ヶ岳は、人が少ないのだろう。
登山道が草木に覆われつつある。
これ以上ヤブこぎみたいになったら、ますます廃れるだろうなあ。
セールスポイントが少ない。
ササユリも少なくなっているようだし。
ブナ林も気持ちいいけど、それほど広くないし。
頂上の南側の木を伐採して、余呉湖の展望を良くすると、セールスポイントになると思うけど。

map1-route (640x528)
今回の七七頭ヶ岳の登山コースです。
緑線は自転車で。

(コースタイム)
駐車スペース11:50 → 13:20頂上14:00 → 菅並15:30 → 自転車 → 駐車スペース15:45     

七七頭ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。
map1-route-no-tree (640x528)
樹木の地点です。

七七頭ヶ岳 019・リョウブ (480x640)
リョウブ(地点A)。
七七頭ヶ岳 020・リョウブ (640x480)
斑のリョウブの樹皮。
七七頭ヶ岳 021・リョウブ (640x480)
細かい鋸歯のリョウブの葉。
葉が枝先に集まる。
七七頭ヶ岳 023・ウラジロノキ (480x640)
ウラジロノキ。
七七頭ヶ岳 024・ウラジロノキ (640x480)
菱形の皮目のあるウラジロノキの樹皮。
七七頭ヶ岳 025・ウラジロノキ (640x480)
山形の重鋸歯のウラジロノキの葉。
葉裏全体有毛で、多少しろっぽい。
短枝に3枚ずつ束生。
七七頭ヶ岳 036 (640x480)
かわいかったので。
七七頭ヶ岳 038・ブナ (480x640)
ブナ(地点B)。
七七頭ヶ岳 039・ブナ (640x480)
ブナの灰色で平滑の樹皮。
七七頭ヶ岳 040・ブナ (480x640)
葉の縁が波形のブナの葉。
葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。
七七頭ヶ岳 049 (640x480)
ササユリなのかササなのか?
七七頭ヶ岳 050・ヒメユズリハ (640x480)
エゾユズリハの群落(地点C)。
雪の多いブナ林によく群生するそうだ。
七七頭ヶ岳 052・ヒメユズリハ (480x640)
エゾユズリハ。
七七頭ヶ岳 051・ヒメユズリハ (640x480)
ユズリハの側脈は10~20対。
ユズリハは、葉先が急に狭まり尖る。
ユズリハの葉柄は赤みを帯びることが多い。
エゾユズリハは側脈が8~11対。
ヒメユズリハは、葉先が次第に狭まり尖る。
ヒメユズリハは、葉脈の網目は小さい。
ので、エゾユズリハ。
七七頭ヶ岳 054・コアジサイ (640x480)
コアジサイ。
大きな三角形の鋸歯があるコアジサイの葉。
七七頭ヶ岳 060・コハウチワカエデ (480x640)
コハウチワカエデ(地点D)。
七七頭ヶ岳 061・コハウチワカエデ (640x480)
灰青褐色で滑らかだが、立てに筋が入る、コハウチワカエデの樹皮。
七七頭ヶ岳 062・コハウチワカエデ (640x480)
9分裂のコハウチワカエデの葉。
葉柄の長さが葉身の2/3。

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