ツルベ岳 (3) ~まとめ :滋賀イチの琵琶湖のビューポイント~

 滋賀の比良山系にあるツルベ岳1098mに登った(2019/06/13)。

湖西道路の真野ICから、477号線で西へ、367号線で北へ、朽木栃生のピュアタウンの看板で右の道に入って、道の突き当り左の駐車スペースに車を停めた。 30分くらい。


道の突き当り左、廃屋の前の駐車スペースに車を停めた。
右手に登山口がある。

民家の手前、ここから山道に入る。

植林の中を登っていく。

つづら折りの道。

右へ。

歩きやすい道だ。

コメカイ道出会い。 右へ。
まっすぐだと、地蔵峠に出るみたいだけど、荒れているようだ。

右手は倒木が激しく迂回ルートが出来ている。

倒木を右手に迂回ルートを登っていく。

美しい樹林。

笹峠への分岐。
右手に尾根を登っていく。

自然林の中を登っていく。

尾根に出る手前。 とても豊かな自然林だ。

開けた尾根に出た。
左手に蛇谷ヶ峰が見えた。

立派な木が生えているこぶを越えると、

イクワタ峠。
ここからの展望が素晴らしい。

北~東。

東~南。

蛇谷ヶ峰。

琵琶湖北岸。

正面に伊吹山が見える。

釈迦岳。

そして、南にはこれから登るツルベ岳が間近に見える。

あまりにも素晴らしい展望。
ツルベ岳頂上は展望があまりないらしいので、ここで昼飯。


ツルベ岳に向かって登っていく。

大分近づいてきたのかな。

少し岩稜っぽくなって、一登りで。

ツルベ岳山頂に到着。
ブナと芦生杉が生えている。

ここから南東と南西に尾根が伸びているが、南東に少し下ると、

木の切れ目から武奈ヶ岳が見えた。

ツルベ岳山頂に戻って、座り込んでいると、野鳥が鳴きながら近くの木の枝に止まった。
こんなシャッターチャンスは初めて。 普通のコンデジだけど、かなり倍率を上げて、手ぶれを抑えながら、シャッターを押した。 野鳥のアップ写真を初めて撮ったよ。

赤が綺麗な鳥。 調べたら、アカゲラだった。

あとは、来た道を戻ったのだが、下りの展望がまた素晴らしかった。

登って来た尾根道が見える。
イワクタ峠も。 裸地になっている所。

北西。

この琵琶湖の展望が素晴らしい。
広々としていて、スカッとしていて、山並みも琵琶湖の展望を引き立てている。
滋賀県の山も大分登ったけど、ここが琵琶湖の一番のビューポイントだと思う。
超オススメだ。

(番外編)

イクワタ峠で、座ろうと、ふと足元を見たら、大きな白い芋虫が必死に動いていた。
多分、木から落ちたんだろう。

30分後、昼飯を食べ終えて、探してみると、近くの落ち枝に安住の地を見つけたようだ。
羽根が伸びている。

さらに90分後、頂上から戻ってみると、綺麗に羽化していた。

一休みして、10分後、羽根を広げていた。 羽化完了。
羽化したての薄いエメラルドグリーンの羽根がとても美しい。
調べたら、オオミズアオだった。

歩きやすい道だし、何しろ、琵琶湖の一番のビューポイントで展望が素晴らしい。
おまけに、アカゲラのアップ写真が撮れたし、オオミズアオのとても貴重な羽化に立ち会えた。
この日は、とてもラッキーな日だった。


今回のツルベ岳 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場9:50 → コメカイ道出会い10:25 → 10:55笹峠への分岐11:05 → 11:35イクワタ峠12:05 → 12:40ツルベ岳山頂13:00 → 13:30イクワタ峠13:40 → 笹峠への分岐14:00 → 14:25コメカイ道出会い14:30 → 駐車場15:05

ツルベ岳 で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


赤松の林(地点A)。

・ミズナラ(地点B)。

ミズナラの縦・裂の樹皮。

先太りの葉で、コナラ・ミズナラ・カシワ。
葉柄がごく短いので、ミズナラ・カシワ。
鋸歯が尖っているので、ミズナラ。

・オオバアサガラ

縦に浅く裂けるオオバアサガラの樹皮。

糸状の鋸歯のオオバアサガラの葉。

複総状花序を下垂し、白い花を多数つけ、雄しべが多数あるオオバアサガラの花。

・ヤマボウシ

所々鱗状にはがれるのヤマボウシの樹皮。 若木は滑らか。

弧を描く側脈、縁が細かく波打つヤマボウシの葉。

大きな白い総苞片の中央に頭状花序をつけるヤマボウシの花。
横から見ると、ヘリコプターみたいに愕を広げているのが面白い。

・ホオノキの巨大な白い花。

・エゴノキ

黒っぽく縦筋が入るエゴノキの樹皮、時に細かく裂けて剥がれる。

鋸歯が鈍く低いエゴノキの葉。

白い下向きに多数つくエゴノキの花。

・コハクウンボク(地点C)。
ちょっと珍しい樹木。 もっと群生しているのかと期待していたが、これ1本しか見当たらなかった。

縦筋が入るか、浅く裂けるコハクウンボクの樹皮。

円形で先半分に粗い鋸歯があるコハクウンボクの葉。

漏斗状鐘形の白いコハクウンボクの花。

・ベニドウダン
最近登ったどの山でもちらほら見られる。 紅い花が目立つからかな。

褐色で、平滑で皮目が多いベニドウダンの樹皮。

葉柄が短めで、鋸歯がやや目立つベニドウダンの葉。

朱紅色で、広鐘形のベニドウダンの花。

・ナナカマド

平滑で時に浅く縦・裂、灰色のナナカマドの樹皮。 やや横長の皮目。

よく尖る鋸歯の羽状複葉。

枝先に複散房花序を出し、白く小さな花を多数咲かせる。
もう萎れているけど。

・ブナ
この木は、とても美しくて立派な姿をしていた。

ブナの灰色で平滑の樹皮。

葉の縁が波形のブナの葉。 葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。 葉裏の毛が少ない。

頂上に生えていた芦生杉。

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