サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選の初戦、日本は北朝鮮と対戦した。
この世代は、U-18の予選で北朝鮮に負けてWユースに出れてないので、負けられないところ。
注目の攻撃陣のスターティングメンバーは、鈴木武蔵と久保裕也の2トップ、MFが南野と中島。
意外だった。南野と久保の2トップと思っていたから。
試合は、開始早々5分、CKから山中が蹴った鋭いボールを、ファーサイドでフリーになった植田が蹴り込んで、先制した。
望外の早い時間での先制点。 これで、優位に試合を進められた。
山中は、FKを含めて、凄くいいボールを蹴っていた。
インタビューで1本1本集中して蹴れたと語っていたけど、その通り。 今後も期待できる。
この後、北朝鮮は、ワンタッチでパスをつないで攻めてきたりして、結構技術がある。
しかし、安定した守りで防いで、前半終了。
後半、北朝鮮が前線にボールをどんどん蹴り込んで攻めてきた。
ちょっと防戦一方になるが、さすが、植田と岩波のCBは高さがあって強い。
ほとんどボールを跳ね返していた。
北朝鮮も技術があるのに単調な攻めに終始して、返って失敗したのじゃないかな。
ゴール前でFKを許す場面が何度かあって、危なかったが、向こうのキッカーがイマイチだったのに助けられた。
そして、このまま、1-0で逃げ切って勝利。
大事な初戦で、強敵を破った。 これは大きい。
さて、試合内容だが、アジアでこれだけボールをつなげない試合も珍しい。
がっかりだ。
手倉森監督が、固くなっていた、これ以上悪くなることはないだろう、と語っていたが、それならいいんだが。
このチームは、CBの植田と岩波、そしてボランチの遠藤航で強力な守備を築く、日本では珍しく守備的なチームだ。
ただ、南野と久保の2トップと技術のある中島である程度点も取れるんじゃないかと思っていた。
ところが、南野をMFで起用して、全然機能していなかった。 後半途中で交代されられる始末。
南野は、FWだからね。 技術があるから、こなせると監督は思ってたんだろうけど。
今後の使い方が注目だ。
ただ、中2日で連戦が続くスケジュールだから、今後のことも考えての起用かもしれない。
鈴木武蔵は技術はイマイチだが、前線で体を張れるので、苦しくなる北朝鮮戦には、これで良かったのかな。
次のタイ戦は、南野と浅野の2トップかもしれない。
今後、攻撃陣の最適な組み合わせを作り上げていって欲しいね。
あとボランチの大島がダメだった。
大島がある程度攻撃を底から組み立てないとダメだろう。
中島がドリブラーなだけに。
中島は、攻撃に守備に頑張っていた。 守備もプレスにいけてて、凄く良かったね。
まあ、これからだね。
今は、過去の五輪代表に比べて大分弱いけど、伸びしろはあるチームだと思う。 期待しよう。