リオデジャネイロ五輪、卓球の女子団体3位決定戦で、シンガポールと対戦した。
第1試合は、福原愛がユ・モンユと対戦した。
ユ・モンユがなかなか強い。
お互い、ゲームごとに波のある試合となった。
フルゲームとなったのだが、最後負けてしまう。
福原愛は、シングルスの時は絶好調だったけど、団体になって調子を落としてしまった。
第2試合は世界ランキング6位の石川佳純と4位のフェン・ティアンウェイのエース対決になった。
今の、石川は絶好調。
ラリーになると、ミスもあるが、始終押していた。
相手に特別の技があるわけではないので、正攻法同士の戦い。
今ラリーで上回る石川が、相手を圧倒して、ストレート勝ちした。
勝負となる第3試合のダブルス。
伊藤、福原組とジョウ・イーハン、ユ組の対戦。
若い、伊藤とイーハンに時々ミスが見られた。
福原とユが頑張る試合展開。
第1試合でユが福原に勝っていたので、若干押され気味。
しかし、1-1のセットから、粘って2セット連続して取って、3-1で勝利。
石川がいるので、これで日本の勝利を確信した。
第4試合は、伊藤美誠とフェンの対戦。
伊藤が波に乗った。
フェンは、気落ちしているように見えた。
伊藤は、ミドルに来た球をラケットを立てて、ひねって癖玉を返すというプレーや、チキータ、相手の強打をストップするのではなく、そのまま強く押し返す、スマッシュ返しのような、伊藤にしかできない技を持っている。
そういうプレーを随所に発揮した。
そして、何より常に思い切りのよい攻めを見せる。
思い切りのよいプレーでは、勿論ミスもあるのだが、しかしミスが続いて崩れるということがない。
だから、安心して見ることができるし、わくわくする。
試合は、終始伊藤が押して、3-0で勝った。
これで、石川まで回らずに、3-1で日本がシンガポールに勝った。
銅メダルだ。
それにしても、準決勝のドイツ戦が、残念だった。
ドイツに二人も帰化中国人がいたからね。
それでも、勝てたと思うけど。
絶好調の石川が、決勝で中国相手にどんな卓球をするのか、見たかった。
伊藤だって、4月に世界王者の中国の丁寧を破ってたからね。
伊藤はまだ15歳の高校1年生だから、凄い。
東京オリンピックは、石川佳純27歳を中心に、伊藤美誠19歳、平野美宇19歳の3人で、日本女子団体の史上最強チームを築いているだろう。
最強の中国を破るところを見てみたいね。