U-22日本代表、厳しい守りを打ち破って追いつき、PK戦も制す。 日本2-2メキシコ。

 U-22日本代表は、トゥーロン国際大会 準決勝で、U-22メキシコ代表と対戦した。


日本の出場メンバー。
日本は、3バック以外はターンオーバーして戦っている。
それで、よくやれているよ。

試合は、メキシコの前からのプレスが厳しく、球際も厳しく、日本はなかなか攻撃の糸口がつかめない。
何とか、ボールを回していたが。
日本も、メキシコにほとんど攻めさせず、前半は厳しく守りあって、0-0で終了。

後半も、いきなり試合が動いた。
後半5分、何でもない右サイドからのクロスに、ニアサイドで長身FWにヘッドで合わされ、GKオビが抜けてくると判断して、前に出たため、無人のゴールに吸い込まれていった。
何か間抜けなゴールに見えた。 一瞬のスキを突かれたのもあったし、オビの判断の悪さもあった。
日本は、小川を投入して、左サイドの相馬を中心に反撃に出る。
そして、後半27分、PA手前の入り込んだ田中碧が密集の中ボールを受けて、ワンタッチで鋭いミドルシュートを放つも、クロスバーに跳ね返される。 しかし、そのボールを相馬がダイレクトで右足を振りぬくと、強烈なシュートがゴール右に突き刺った。
待望の同点弾。
この後、少しオープンな戦いになりかける。
どちらに転ぶかと思い始めた、後半41分、またもや何でもない右からのクロスに、ニアに相手FWに入られ、頭で合わされて、ゴールを決められてしまう。 競れられなかった大南の責任だな。
残り時間も5分、さすがに負けかなと思ったが、後半44分、ボールを受けた旗手が寄せられていたにも拘わらず、ハーフウェーライン付近から相手の裏へロングパス、ぎりぎりDFの頭を越えたボールが小川の足元に、フリーの小川はドリブルで前に出て、GKの動きを見ながら、落ち着いてゴールに流し込んだ。
まさかの同点ゴール。 よくぞ、辛抱して追いついた。
試合は、このまま、同点で、規定により延長戦はなくPK戦に。

オビが手を伸ばしただけで、バーに手が届く様を見せて、メキシコにプレッシャーをかける。
オビは背が高いだけに、動きが緩慢だから、ダメかなと見ていたんだが、メキシコがプレッシャーにやられるかもと期待したよ。
しかし、メキシコも落ち着いて、PKを決めてくる。
日本のキッカーも落ち着いて決めてきた。
そして、メキシコの3人目、ボールがポストに当たって、横に跳ね返っていった。
これが、効いて、残り全部キックが決まって、日本が勝った。
よくぞ、勝ったという感じ。
試合の中身は、日本が押していたけど、2度のリードを追いついたんだから、大したものだ。

このメンバーでは、田中碧と相馬が光っていたな。 あと、旗手も。
田中碧は、守備的ボランチだけど、このメンバーなら攻めも担えるところを示した。
相馬はJのプレーぶりなら、もっとドリブル突破できると思っていたんだが、それでも実力は示したな。
旗手は大学生ながら、やれたねえ。 これまで物足りなく見てたけど、今日は良かった。

決勝は、中2日。 多分相手はブラジルだろう。
どこまで、やれるか? またどんなメンバーで戦うのか?
楽しみだな。 出来れば、田中碧と相馬は使いたいところ。

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