U-20日本代表は、U-20ワールドカップのトーナメント1回戦でU-20韓国代表と対戦した。
日本の出場メンバー。
西川潤を先発起用してきた。
今までのプレーぶりで西川が通用していないのは、明らか。 守備の強度とか考えても、通用していた中村敬斗を使うべきだろう。
監督は、微妙に足を引っ張る采配をしたのな。 あからさまでなかっただけ、マシだが。
意外だったのは、前半、日本がボールをほとんど支配したことだ。
途中から、韓国はダダ引きになった。
日本はテンポよくボールを回しながら、チャンスを伺う。
少しチャンスもあったが、ダダ引きの韓国を崩せず、前半は0-0で終了。
中3日の韓国なので、疲れさせてokと思っていたが。
後半、韓国は3バックから4バックに変えて、一転攻めてきた。
日本も後ろに空いたスペースへロングボールを繰り出し、カウンターで対抗する。
後半5分、日本のCK。 一旦クリアされるが、齊藤未が後ろ向きの態勢で前に蹴り上げる。 そのボールを宮代がダイレクトシュートを放つと、GKに弾かれるが、そのボールを郷家が押し込んで先制点。 しかし、VARで確認した結果、宮代のオフサイドがあったとしてノーゴールの判定。 ビデオでよく見たが、オフサイドだったな。 しょうがない。
しかし、郷家が後で語っていたように、日本は少し動揺したようだ。
そこを突いて、韓国が攻勢を強めてきた。
後半22分、イガンインのクロスをFWがヘディングシュート。 しかし、若原が横っ飛びで弾いて防ぐ。 ピンチだった。
今度は、後半26分、PA右から宮代がクロス、中村がゴール前でフリーでヘディングシュートを放つも、GKの好セーブに遭って、防がれる。 ドンピシャヘッドでコースも良かったが、GKが良かった。
後半33分、ゴール前で、うまく抜け出した中村がドリブルでPA中央に持ち込んでシュートを放つが、DFにブロックされる。 しかし。 そのこぼれ球を宮代がシュートを放つが、左ポストに当たってしまい、絶好の得点機会を生かせない。
中村が少し持ちすぎたし、フリーの選手へパスを出すべきだったかもしれないが、シュートモードに入っていたんだろう。 ストライカーの習性としては、しょうがない。 続く宮代のシュートも惜しかったんだけどなあ。 ダイレクトだったけど、狙いすまして自信があったんだろうなあ、頭を抱えていた。
あと、後半何分だったか、クロスにゴール前西川がシュートを打つところを相手DFに先に足に触られた場面があったが、相手にハンドがあったな。 西川が少しアピールしていたけど、VARで見て欲しかったよ。
それに解説の清水さんも指摘していたが、足ではなく頭でシュートを打とうとしていたら、先にボールに触れていた。
そこが、ストライカーじゃない所だろう。
そして、後半39分、左サイドで相手ドリブルを菅原がボールを奪うが、無理して味方にパスしようとして、相手に渡してしまう。 それを中にクロスを入れられ、相手FWがわずかに小林より先に頭を入れ、すらすヘッドでコースを変え、ゴール右隅に決まった。
万事休す。
日本は疲れが見えていたので、反撃もあまり出来ず、このまま試合終了。
際どい勝負を落としてしまった。
韓国は、前後半でシステムを変えてきた。
複数のシステムを使いこなせるのは、強みだな。
それに中3日にもかかわらず、中5日の日本よりスタミナがもった。
3選手の交代をうまく使って、持たせたというのもある。
監督の差だな。 敗因は。
日本は、守備が良かった。
瀬古と小林のコンビは見た目、おっ凄いというプレーをしていたわけではないが、きっちり抑えていたな。
最後、菅原のミスで負けたが、相手ドリブルを奪ったのにという所で勿体なかった。
それにしても、運動量のある郷家をSHにおいて、中村をFWで最初から使っておけば、勝てたと思うけどね。
西川は、郷家の代わりに点が欲しい時に使うのがベストの戦術だった。
タレントがいないので、日本にあまり期待していなかったが、菅原とか斎藤が優勝を狙えるみたいな自信ある発言をしていたのが、不思議だったが、ディフェンス陣は手ごたえがあったんだろうな。
こういう際どい試合は、全員がベストの力を振り絞らないと、勝てない。
肝心の監督がそうでなかったら、負けるわな。