躍動する森保ジャパン、もしかして本物。 日本 4-3 ウルグアイ。

 日本代表は、キリンチャレンジカップで世界ランク5位のウルグアイと対戦した。


日本の出場メンバー。
ウルグアイは4-4-1-1?。

 日本が序盤からペースを掴む。
前半10分、中島が前線中央の南野へ鋭いくさびのパスを入れると、反転トラップで斜めに持ち出して、逆サイドにシュートを放つと、相手GKに少し触れてそのままゴールに飛び込んだ、先制。
ウルグアイも反撃。 前半17分、CKからのゴディンのヘディングシュートを東口が弾き出した。
しかし、前半28分、吉田麻也が与える必要のないファウルでFK。 ファーサイドに高いクロスを送られ、落としをフリーになっていたペレイロに蹴り込まれた。 1-1。
意気消沈せず、どんどん攻める日本。
前半36分、中島がPA手前中央でボールを持つと、鋭いミドルシュート、相手GKが弾くも、詰めていた大迫が、冷静にボールを蹴り込んだ。 2-1。 この前にフリーのシュートを外していただけに、取り返した一発だった。
前半は、このまま2-1で終了。

 後半、出だしはウルグアイが猛烈に攻めてきたが、何とか凌いだかなと思った矢先の後半12分、まず、カバーニがPA内で倒れたが、ノーファウル。 そのままカバーニは寝転んでいて、やっと立ち上がった所、それに気づかず三浦は東口にバックパス、それに近くにいたカバーニが寄せて、ボールを奪いシュートを蹴り込まれた。 2-2の同点。 勿体ない失点だった。
しかし、そんなことは気にせず攻める日本。
直後の後半14分、堂安が相手の縦パスをカット、左横にいた酒井に預けて、前へ走ってリターンを受けると、堂安はワンタッチでDFを外して、左隅にシュートを決めた。 正確なショットだった。 3-2でまたもやリード。
手を緩めない日本は、後半21分、PA手前中央から堂安が強烈なミドルシュートを放つ、GKにはじかれるも、そのバウンドしたボールを南野がうまくたたき付けて、ゴールに蹴り込んだ。 4-2。
これで決まったと思った。 ウルグアイも少し意気消沈したように見えたんだが。
後半30分、カウンターからカバーニが左へ柔らかい浮き球を送ると、それをロドリゲスが落ち着いてゴール右隅に決めた。4-3。
これは、東口には止めて欲しかったなあ。 
この後、日本は攻めながらも少し緩めて、このまま試合終了。
強豪ウルグアイを4-3で破った。

 守備が強力なウルグアイを翻弄、よく4点も奪ったものだ。 凄い。
特に、中島 翔哉が凄い。 彼のドリブルを誰も止められない。 ウルグアイDFを以ってしても。
中島は世界的な選手になったんじゃないかな。 ビッグクラブに行ってもおかしくない。
南野もゴール前で反転するプレーが巧いし、シュートも正確。 一体、どうしたんだ。
リオ五輪予選と本番のプレーぶりから、南野はダメと思っていたんだが。
オーストリアでくすぶっている選手じゃない。
大迫は、シュートが下手だね。 2本決定機を外した。 確率3分の一。
ただ、ポストプレーは相変わらず凄い。 ポストプレーだけならWCで証明済みだけど、世界的な選手になっていると思う。
ゴディンに全然負けていないからね。
堂安も驚きだ。 右サイドにあまりボールが回って来なかったから目立たなかったけど、ドリブルしたら執拗につかれても、ボールを取られない。 フィジカルで負けていないのだ。 シュートも強烈で正確だし。 

 この前の4人が凄いよ。 強いウルグアイDFを翻弄していた。
左右にボールを取られないドリブラーがいると、強烈だね。 攻めやすい。
そこに偶に長友や酒井がオーバーラップしてくると、より効果的になる。
そして、大迫のポストプレーが凄いし、そこに南野が機動的に絡んでくる。
この4人の絡みは強烈だ。 堂安がまだ嵌っていないけど、嵌ったらさらに強力になる。

 柴崎は、ボチボチかな。 
遠藤航は、ボールを持つと不安定だな。 最初凄く不安を感じさせた。 途中からマシになったけど、どうなんだろう。 成長してるのかな?

 両SBは、盤石だね。 特に酒井宏樹は凄いと思う。 守備は勿論いいし、偶に攻撃に出ても、そのタイミングがいいし、プレーが落ち着いていて、確実にフィニッシュに持っていく感じだ。 何よりボールを取られて、カウンターを喰らうことがない。
酒井宏樹も世界的な選手になったと思うけどねえ。

 3点取られたのは、いただけないなあ。 特に4-2になってからは、そのスコアで終わらせなければならなかった。
守備的にして、カウンター狙いにしないとダメだ。 べルギー戦も2点リードから逆転された。
2点リードしたら、守りを固めてカウンター狙いに切り替えて、勝ち切る練習をしないとダメだよ。
守り一辺倒にならない程度にプレーするやり方を身に付けないと。
吉田麻也は、どうだったかなあ?
三浦は、カバーニに気付かないで点を取られるチョンボをしたが、まあ授業料だな。
その他はまずまずだったんじゃないかな。 
攻撃力が売りではないウルグアイに3点も取られたのは、問題があったと思う。
どこに問題があったかは、よく見ないとなあ。 ちょっとオープンな展開になっていたから、DFのせいだけには出来ない所があったからねえ。

 東口は、前半2つのヘディングシュートに反応して、弾き出したのは流石だった。
反応のいいのが、東口の売りなんだから。
ただ、3点目のシュート。 あれも触って欲しかった。 東口なら何とか出来たんじゃないのかなあ。
ちょっと、カバーニの失点に動揺していたのかも知れない。

 それにしても、凄い攻撃力を日本が見せつけた。
ロシアWCのいい流れに日本サッカー全体が完全に乗っかっている感じだ。
女子もアンダー世代も優勝しまくっているからねえ。
いつまで続くかわからないけど、波に乗って、自信をつけて、世界の壁を乗り越えて欲しい。
その可能性を感じさせる試合だった。
森保監督はいい監督かもしれない。
日本代表は日本人監督がいいのかも。 新チームでいきなり強い勝ち方をしてるんだからねえ。
きっちりコミュニケーションが取れるし、取れた時に日本人はチームとしてマックスの力を出すのかも知れない。
変な温情や馴れ合いさえ、排除出来ていたら、今後の成長が楽しみだなあ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする