日本代表、力を落としながらも、格の違いで勝つ。 日本2-1中国。

E-1選手権の初戦、日本代表は、中国代表と対戦した。


日本の出場メンバー。
3-4-2-1だった。

意外なことに、横浜FMの仲川を使ってこなかった。
J1から中2日を考慮したのかもしれないし、初の日本代表だから落ち着いた状態で起用したかったのかも知れない。

最初から、球際の激しい戦いが見られた。
その戦いを引っ張ったのは、ボランチの橋本拳人。
バチバチ行っていた。 いいね。 橋本も中2日で、しかも横浜FM戦の敗戦から見事に切り替えて、代表のプライドを見せていた。 さすがだね。
佐々木 翔も、キャプテンを任され、前回のベネズエラ戦の不甲斐ない出来を取り返すべく、気合を見せて、激しく当たっていた。 ファウルを取られてたけどね。 下手だけど、気合は見せた。
しかし、選手のレベルは落ちるから、巧く攻撃が組み立てられない。
左ウィングの遠藤渓太のドリブル頼みという感じだった。 
しかし、遠藤からクロスが入っても、ニアに誰も入っていないから、大したチャンスにもならない。
上田綺世が悪いのか、鈴木武蔵が悪いのか?
鈴木武蔵の出来がとても悪かった。 楔のパスをまともにトラップ出来ていなかった。
楔のパスだから、パススピードがある。 それを足元にトラップ出来ず、跳ね返していて、取られたり、ルーズボールになったりしていた。 代表レベルの技術じゃやないね。 過去最低の出来だったんじゃないかな。
それでも、前半29分、左サイドで佐々木の縦パスを、上田がヒールで中央のスペースに流すと、森島が一気に抜け出してPAア左に進入、低いクロス入れて、ニアサイドに飛び込んだ鈴木がワンタッチでゴールに流し込んだ。
この一連のプレーだけは、素晴らしかった。
鈴木武蔵は、出来はとても悪かったが、結果だけは出した。
前半は、このまま1-0で終了。

後半、少し中国が攻めれるようになるが、ロングボール中心で、大したことない。
押し込まれていた後半25分、井手口のCK。 ガンバで昔蹴っていた時も、恐ろしく速いボールを蹴っていた。
前半17分には、その速いボールを三浦が頭でそらし、ファーサイドの畠中がダイレクトシュートを放つもポストに嫌われる決定機があった。 触ればゴールになるボールを蹴ってくるのだ。
今回はさらに早くてカーブして少し落ちるボールを蹴ってきた。 DFを越えて落ちてきたボールをまたもや三浦がヘディングシュート、ゴール左に吸い込まれた。 これで、2-0。
勝負あったかな。
このまま終わりかなと思っていた、後半45分、右サイドからDFの裏にクロスを入れられ、フリーで抜け出したドンシュエシェンにヘディングシュートを決められた。  中村航輔は、手に当てるも、右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。
中村航輔は、怪我から気迫がなくなったな。 以前なら気迫で弾き出していたよ。
この後、ロスタイム、少し怪しかったが、何とか逃げ切った。

まあ、レベルの低い試合だった。
Jの試合から中2日で、練習もなく、初顔合わせのようなメンバーだから、しょうがない部分もある。
個の力で何とかしなければならない試合だった。
MVPは、ボランチの橋本拳人だね。 試合入りから、容赦なくバチバチ当たって、この試合の日本代表の基準を示してくれた。 周りにいい影響を与えたと思うよ。 中国相手に甘くなりそうな試合だったからね。
バチバチ行っても、そんなにファウルするわけでもないし。 守備的ボランチの見本だね。
こういう潰しに行くメンタリティを持つ日本人選手は少ないからねえ。 流石だよ。
井手口はこの選手に勝たないとダメだ。 攻撃能力は井手口の方が遥かに上だが、井手口に潰しに行くメンタルはない。
性格が優しいから。 守備的ボランチとしては、橋本を使いたくなるかな。
橋本は、中2日でさすがに疲れたのか、後半消えていた。 それでも入りが大事だったと思うので、入りに全力を尽くしたのは、いい判断だった。
井手口は、まずまずかな。 CKが良かったので。 森島が蹴りかけていたのを、変わったから、森保監督の指示かな?
けど、井手口は、こんなもんじゃないけどね。 
試合を組み立てるボランチのプレーは、井手口には無理。 だから、橋本と井手口のボランチは驚きだったけど。

上田綺世は、ポストプレーに徹してした。 案外出来ていた。 得点に繋がったヒールパスはおしゃれだった。
意外だった。 しかし、得点チャンスになる動きは出来ていなかったなあ。 特にクロスにニアに飛び込めていけてなかったのは、ダメだ。 一体どこにいたんだ?

違いを出していたのは、遠藤渓太。 良かったね。
あと、三浦弦太が元気を出していて、目立ったかな。
森島も巧くなってる。 ただ、2列目の争いはレベルが高いからね。 無理だろう。

物足りない試合だったけど、焦点は、韓国戦。
次の香港戦は、選手をターンオーバーして、ベストメンバーを韓国戦にぶつけてくるだろう。
2試合と練習を積んで、連携も少し良くなっているだろうから、そこの出来が、問われるところだね。

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