J1第8節、ガンバ大阪はアウェーで京都サンガと対戦した。
前半9分、ガンバはカウンターからファンアラーノが持ち上がって中へパス、Iジェバリはダイレクトで左へ送ると、福田がPA左からシュートを放つも、GK若原にセーブされた。 チャンスだったけど、福田にはあれを決めれるシュート精度はないな。
前半22分、井上が右サイドからグラウンダーのクロスを供給すると、DFラインとGKの間に流れたボールにいち早く反応した豊川が押し込んだ。 ギョンウォンの立ち位置がどうだったか。 点を取られるようなシチュエーションじゃなかったけどな。
その後、勢いを持ったサンガにシュートを立て続けに打たれるが、谷が好セーブした。
前半37分、福田が大きく右に展開。ファンアラーノが右サイドからクロスを送るも、合わずにヘディングで弾き返されたのを、石毛がPA手前中央からハーフボレーを放ち、ゴールに突き刺した。 綺麗で豪快なゴールだった。
前半43分、黒川が左サイド深くから抜群の精度のクロスを送ると、ゴール前に走り込んだダワンが頭で合わせるも、右に外れた。 惜しかった。 黒川のクロスの精度が高かった。
黒川のプレーは安定してるな。 ガンバで一番いいプレーをしている。 代表に選ばれてもいいような気がする。 守備が通用するかどうかが、わからないが。 少なくともアジアではやれるだろう。
前半は、1-1で終了。
お互いに持ち味を出して、攻めあった面白い前半だった。
後半は、前半に比べれば少し膠着した展開になった。
引分けかもなと思っていたら、後半37分、三浦がビルドアップで持ち上がろうとしたけど、ボールが足につかなかった所にパウリーニョがプレスを掛けてボールを奪うと、スペースへパス、パトリックがこれをPA左からシュートを放つと、谷の股下を抜けてゴールネットに突き刺さった。
谷はあれは防がないとダメだろう。 さほど角度がなかったから、十分すべてのコースを防げる状況だった。 あれを決められるようじゃ、まだまだだな。 もっと成長してるのかと思っていた。 がっかりだよ。
この後、ギョンウォンが一発レッドで水を差して、そのまま終了。
1-2で負けた。 前節川崎に初勝利を上げて、波に乗りたかったところだけど、甘くはなかったな。
せめて引き分けないとな。
しかし、やってるサッカーは面白い。
今年は、1チームしか降格しないから、チームを再構築するにはいい機会だと思う。
このサッカーでコンビネーションを高めていって欲しい。
まる1年はかかるからね。 降格だけは絶対ダメだけど。
ただ、やってるサッカーに選手の特性が合っていないような気がするんだよなあ。
まず、CBがビルドアップにふさわしい足元の巧いタイプの選手じゃない。 特に、ギョンウォンはダメだろう。 すぐGKにバックパスしてて、やれるレベルにない。
3トップの場合、ウィングにドリブル突破出来る選手が必要だが、今のガンバには山見ぐらいしかいないからなあ。 杉山 直宏に期待したいが。
アンカーシステムも苦しい。 ネタラヴィはアンカーに相応しい選手だけど、彼しか出来ない。 ダワン、山本悠樹、山本 理仁がダブルボランチに適性がある選手達で、そこも苦しい。 失点が多いのも、このアンカーシステムが原因だな。
自分は、マリノスのように4-2-1-3の方がいい気がするんだが、スペイン人のポヤトス監督には、4-1-2-3しか頭にないんだろうなという気がする。
まあ、それでも見ていて面白いサッカーだ。 去年に比べれば、雲泥の差。