ガンバ、光る宮本監督の修正力。 G大阪2-0川崎。

 J1第25節、ガンバ大阪はホームで川崎フロンターレと対戦した。


出場メンバー。
川崎の攻撃力に対して、宮本監督は3バックを採用してきた。
今野がやっとこさ復活してきた。 大きいね、これは。
川崎は、4-2-3-1かな。

 案の定、川崎がボールを支配する。
しかし、前半7分、遠藤のCK。菅沼がヘディングシュートを放つも、左ポスト直撃、その跳ね返りを渡邉が押し込んで、先制。
これで、戦いやすくなった。
その後、ボールを回されまくるが、決定機はあまり与えていなかったかな。
前半は、このまま終了。

 後半も、同じペース。
ガンバがどこまで耐えれるかという試合になった。
今まで、よくあったパターンだ。
しかし、今回は違った。
受け身一方ではなく、時々カウンターを繰り出していた。
そして、ラインをずるずる下げるのではなく、頑張って上げていた。
後半10分、またもや遠藤のCK。ボールが三浦・菅沼の頭を越えて、ファビオの前に、ファビオが膝に当てて、ゴールに押し込んだ。
後半早々に、追加点を奪えた。 これが大きかった。
この後も、散々ボールを川崎に回されたが、決定機をあまり与えていなかった。
ゼロで勝ち切って欲しいと見ていたが、このまま2-0で押し切った。
素晴らしい勝利だった。

 これは、宮本監督の采配の勝利じゃないかな。
1週間の準備で、3バックを見事に機能させた。
ラインが下がりすぎないように徹底指導したんだろうな。
そして、5バック気味で守り一辺倒にならないように、藤春のサイドからのカウンターを準備した。
もう一つは、CKの訓練。 遠藤が久し振りにいいボールを蹴っていた。
今まで、ガンバはセットプレーからの得点がなかったらしいからね。
多分、かなり練習したんじゃないかな。
久し振りに1週間の準備期間が取れて、今までの悪かった点を修正できたんじゃないかと思う。
宮本監督のさすがの修正力だと思う。

 今までの采配で面白いのは、菅沼を使い続けていることだね。
ファビオを外したり、三浦をSBにしてでも、菅沼をCBで使っている。
菅沼は地味で、素人目にはその良さが良く分からない。
しかし、CBだった宮本監督が使い続けるんだから、いいんだろうなあ。

 正直川崎に勝てるとは思わなかった。
これは、心理的に大きいよ。 無失点に抑えたし、自信になる。
この3バックを使い続けるかどうかも、注目だね。
自分の意見としては、相手によって、使い分ける、試合展開によって、使い分けるというようにして欲しいけど。

 水曜日にルヴァンカップがある。
降格争いをしている今、メンバーを大幅にターンオーバーして欲しい。
それを決断できるかどうか注目だね。
セレッソの尹晶煥なら、躊躇なくそうする。 スルガカップでさえ、ターンオーバーしたからねえ。
あれは、許せない日本サッカーを舐めた行為だった。

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