ガンバ大阪の2022年の成績を分析しよう。
J1順位分析表(クリック拡大)
ガンバは15位。 ぎりぎり降格を逃れた。
得点と失点それぞれの偏差値と順位の関係
得点が降格レベル、失点はリーグ平均レベルだった。
13節までは、リーグ平均レベルの勝点だった。
13節でコロナ感染者が7人出てから、怒涛の連敗が始まったのがわかる。
コロナ感染者が3人出たのは知っていたが、次の日に4人出てたんだね。 それを知らなかった。
7人は大きい。
片野坂サッカーが機能しなかったとばっかり思っていたが、このグラフを見ると、それよりコロナ感染者の影響が大きかったのではないかな。
坂本 一彩や中村 仁郎をやたらと使っていて、片野坂監督が方針を若手起用に切り替えて、今後を見据えようとしているのだとばかり思っていた。 それもあるのだろうが、コロナの影響が大きかったんじゃないかな。
片野坂監督の手腕に問題がある、大分のような下位レベルのチームにしか指導がフィットしないのかなと思ったけど、コロナのせいだな。 片野坂監督に疑問符マークをつけるのは、まだ早い。
これからも、どこかのチームで監督をやってもらいたいな。
ガンバは、結局2年連続コロナのせいで、降格争いをしたことになる。
2年連続となると、コロナ対処に失敗したと言えよう。 何となく、誰々のせいと想像してるけどね。
25節に松田浩氏に監督交代してからは、平均勝点との差分の低下は収まり、平均レベルの勝点を取れるようになった。 4-4-2の守備ブロックを敷いて失点を減らしたのと、選手を固定化したのが要因かな。
片野坂監督は、コロナのせいもあるのだろうけど、選手をとっかえひっかえ変えすぎた。 それでは、守備は安定しないだろうな。
最後、宇佐美が復帰してから2勝2分け、それが一番効いた。
大活躍した訳ではないが、ムードを変え、攻撃時のためを作ってくれたから。
後を引く逆転負けが5試合もあるんだよなあ。 逆に、逆転勝ちは1試合もなし。 不振を象徴しているね。
J1平均得失点との差分を見てみよう。
得点は、序盤はリーグ平均レベルだったけど、13節でコロナ感染者が7人出てから下がる一方だね。
これは、25節に松田浩氏に監督交代してからも同じだった。
失点も、序盤はリーグ平均レベルだったけど、21節に川崎に0-4と大敗してから、がっと失点が増えたね。
14節のC大阪戦の1-3の逆負と21節の川崎戦の0-4の大敗が尾を引いたような感じだな。
25節に松田浩氏に監督交代してから、失点はリーグ平均レベルに収まり、最後の4節で改善され、最後はシーズン全体でもリーグ平均レベルに収まった。
最後の4節は、松田監督というより、降格争いの中での選手の必死さによるのだろう。
最後に昨年との比較。
勝点は、昨年と同レベル。 昨年も降格争いしたからね。
得点は少し改善された。 片野坂監督時の序盤に点を取っていたからだね。
失点は、少しだけ増えた。
まあ、大差はない。
結論としては、試合を見てて、チームの実力がない、弱いと思っていたけど、降格争いレベルほどということもなく、13節でコロナ感染者が7人出たのが、降格争いの大きな要因となったと考えられる。
まあ、しかしどのチームもコロナ感染者は出てたし、ガンバは昨年も経験してるしで、うまく対処出来なかったのも、実力とは言えよう。