U-16アジア選手権の準々決勝、日本はUAEと対戦した。
これに勝てば、U-17ワールドカップの出場権を獲得できる大一番。
先発は、
GK:谷
CB:瀬古、菅原
SB:菊地、喜田
ボランチ:平川、福岡
MF:久保、中村敬斗
FW:宮代、棚橋
これが、森山 佳郎監督の考えているベストメンバーか。
納得のメンバーだった。
試合は、序盤から日本が攻め立てる。
積極的にミドルシュートも打っていた。
福岡が蹴るコーナーキックが7~8本くらい続いて、相手GKの高さがなく、ハイボールに弱い印象を受けた。
そんな中、やっと久保の蹴るコーナーキックが来た。
31分、直接ゴールを狙ったんじゃないかと思える鋭いCKを相手GKがファンブルしたのを、瀬古が押し込み、日本が先制した。
ここからゴールラッシュが始まるんじゃないかと期待したのだが、チャンスを決められない。
しかし、UAEに全く攻めさせなかった。
後半、UAEに適当なロングボールが増えて、日本は攻めあぐねる。
それでも、流れを取り戻し、チャンスもあったが決められず。
そして、34分、ペナルティエリアにドリブルで侵入した宮代が倒され、PKを獲得、久保が蹴るかと思っていたら、蹴るのは、宮代。
案の定、宮代はPKを外す。
このまま、試合は終了。
日本は、一度だけUAEに大ピンチを与えたが、それ以外は完全にUAEの攻撃をシャットアウトした。
今回のU-16日本代表は相当強い。
2011年メキシコ大会の時のU-16日本代表は、吉武博文監督のもと、MF石毛を中心に狭い所を徹底的にパスでつなぐ華麗なサッカーで衝撃を受けたが、その時のチームより強いと思う。
攻撃陣の多くが、パスだけでなく効果的なドリブルができるのが素晴らしい。
こういうのは、日本のチームで初めて見た。
あと、相手ボールを奪う技術もいい。
相手ドリブルも結構足に当てて、あまり抜かれない。
そして、球際に結構強いのだ。 こういうのも日本では初めて。
前の切り替えもいいし、CBも高さがあって、ロングボールを跳ね返す力がある。
守備もいい。 総合力が高いよ。
大一番に緊張もあったのかもしれないが、決定的チャンスを外し続けて、相変わらずなのが、残念。
特に、宮代は残念だ。
しかし、来年のU-17ワールドカップにはさらに強くなっているだろう。
久保が体力的に成長する分、一段強くなっていると思う。
いいグラウンドでのこのチームの試合を見たいと思って、調べてみたら、このインド大会は、わずか2会場で全試合、予選24試合が行われ、今後もこの2会場で行われるみたいだ。
信じられない。
今でも相当悪いのに、益々悪くなっていくだろう。
最低だな。
AFCは少なくとも4会場で開催されるよう、ルールを作るべきだ。