U-20日本代表は、U-20アジア杯グループリーグ第2戦でキルギス代表と対戦した。
4-1-2-3を採用。
中国戦はぼこぼこのグラウンドに見えたが、今日はましだった。 同じグラウンドなんだが。
開始3分、熊田がいきなり鋭いミドルシュートを放つが、GKが弾き出す。
熊田はヘディングだけでなく、シュートのパンチがあるなあ。
その後は、キルギスのプレスが良かったけれども、日本は攻めあぐねた。
日本は弱いなあと感じた。 パスやドリブルで崩せる場面がほとんどなかった。
甲田のドリブルが不調だし、北野はウィングプレイヤーでもないし。 松木はパスセンスがあるわけでもない。
センスのあるラストパスを出せる選手がいない。
タレントがいない。 これほどいない世代は初めてかも。
前半は、0-0で終了。
チャンスもなかったが、ピンチもなかった。
後半、甲田に代えて、永長を投入。 彼のドリブルが良かった。
後半60分、その永長が内に切り込んで、裏へクロス、抜け出した北野がシュートを放つも、GKに取られる。
絶好のチャンスだったが、北野が不調だな。
後半70分、カウンターから北野が裏へスルーパス、抜け出した松木のトラップが長くて、GKが飛び出してくる。
松木が何とか先に触った所に、GKが松木を倒して、PK。 そのPKを佐野がGKを見ながら落ち着いて、決めた。
これが、大きかったな。 攻めあぐねていただけに。
直後の73分、CB田中がミスしてゴール前でボールを奪われ、1対1でシュートを打たれるが、外してくれた。
大ピンチだったが、物凄くラッキーだった。
後半74分、GKのキックを熊田が落として繋ぐ、北野から永長へパスするが、DFと縺れて、ボールがこぼれたのを、いきなり熊田が鋭いミドルシュートを放つと、見事にゴール隅に決まった。
シュートのタイミングじゃなかっただけに、熊田はストライカーだな。 見事なゴールだった。
後半83分、坂本が裏へ抜け出して、GKと1対1からシュートを放つが、惜しくもゴールポストに当たってしまう。
中国戦でもフリーのヘディングシュートを外してるし、坂本は今大会はダメだなと思ったんだが。
しかし、直後のCKを松木がヘディングで後ろに逸らしたところに、坂本が入り込んで、シュートを決めた。
これは、坂本にとっては、大きいね。 今後やれそう。
試合は、このまま3-0で勝った。
最後は、点差がついたけど、あまり強いとは感じなかった。
ただ、熊田が凄い。 身長は183cmとさほど高くないのに、ジャンプ力があるのか、クロスに強いし、足元もパンチのあるシュートが打てる。 精度も高いように見えた。 これは、逸材かもね。 今までにいないタイプのFW。
楽しみだね。
あと、永長のドリブルも懐の深い取られないドリブルで、素晴らしい。
個で目立ったのは、この2人だね。 後はねえ。
例年より、レベルが低く見えてしょうがない。