カタールW杯前の代表親善試合、日本代表はカナダ代表と対戦した。
日本の出場メンバー。
怪我が心配された、板倉滉・田中碧・浅野拓磨の3人が出場。
この試合で体調を上げたいところ。
板倉滉は少し不安定だった。 このままじゃ、心配だ。
田中碧はボール奪取は出来てたが、ボール奪取後のトランジションでボールを奪われるのが目立った。
カナダのフィジカルの強さに引っかかっていた。 調子がまだ上がっていないのなら、いいのだが。
浅野拓磨は、全然だったな。 プレスも見せれず。
前半は、どちらかと言えば、カナダが押してたかな。
左サイドから結構攻められた。
しかし、前半8分、柴崎が裏へ絶妙な浮き球のパス、裏へ抜け出した相馬が右足を出してわずかに触れてコースを変えると、飛び出したGKの脇を抜け、ボールはゴール右に転がり込んだ。
見事な柴崎のパス。 この後も、何度かいいパスを出していて、ここに来て柴崎の調子が戻ってきた。 これは大きい。 コスタリカ戦で期待できるかもね。
カナダも反撃してくる。 カナダはCKが多く、しかもキッカーのホイレットがいいボールを蹴っていた。
前半21分、かなり曲がってきたボールで頭上を越えたボールをフリーのハッチンソンが右足で合わせると、ボールはゴール前へ。足を出した田中よりも早くヴィトーリアが右足で押し込んで同点に追い付いた。
CKの守備が不安定だった。 ドイツ戦が心配だ。 ドイツに狙われそう。 少なくともドイツ戦はシュミット・ダニエルを使った方がいいな。
前半は、このまま1-1で終了。
後半、浅野⇒上田綺世、上田がポストプレーをかなり出来て、日本の方が押せるようになってきた。
上田がベルギーでの成長と好調さを感じさせた。 これは、心強い。 点を取りたい時に起用出来るな。
しかし、得点には至らず。
後半22分、田中OUT⇒鎌田INで、鎌田はそのままボランチで起用。 テストしてきた。
鎌田は何度かボール奪取に成功し、最近の守備での成長を感じさせて、驚いたよ。 攻撃の成長は、知っていたけど。 いいカウンターも仕掛けたけど、点にはならず。
森保監督は、後半40分、吉田麻也を投入して3バックにして、勝負をかけてきた。
後半44分、それが実を結びかけた。 柴崎がまたもや裏へスルーパス、抜け出し山根が、そのままペナルティエリア右に持ち込み、シュートを放つが右ポストに阻まれた。 惜しかった。
中に2人走り込んでいたので、パスを出すかと思ったけど、思い切ってシュート。 いい判断だったとは思うが、決めきらないとな。 そして、これが悪夢につながる。
後半48分、PA左でラリアがパスを受けて、前へドリブル、それを山根がタックルで倒して、PK。
そのPKをカヴァリーニに決められて、万事休す。
1-2で敗れた。
山根の守備の弱さが出たな。 あの程度のウィングに抜かれているようでは、話にならない。 世界のウィンガーには通用しない。
まあ、その前のチャンスにシュートを決めていれば、山根はヒーローだったけどな。
3バックにして、成功しかけたのを詰めが甘く、ひっくり返された。
まあ、勝負を掛けるというのはそういうことだ。 山根がダメだっただけ。
森保監督が、WC本番でも勝負を掛けることが出来れば、いいんだが。
板倉滉・田中碧・浅野拓磨の体調アップ。
鎌田のボランチ起用。
3バックで守備ではなく、攻撃を仕掛ける。
色々とテスト出来た。
負けたけど、良かったんじゃないかな。 あくまでもWC直前のテストなんだから。
CKに対する守備が凄く不安定なのが露呈したのが、大問題。 ドイツに必ず狙われるだろう。
そこを改善出来るかが、とても大事だな。
シュミット・ダニエルを起用するのか? 冨安・吉田コンビなら大丈夫なのか? 森保監督の采配に注目だな。