キリンチャレンジカップで、日本代表はブラジル代表と対戦した。
長友を右SBで起用してきた。
ただでさえ衰えの見える長友が、果たしてビニシウス ジュニオールとの1対1に耐えれるのか? ここで蹂躙されると、試合にならないと心配したのだが。
開始2分、Vジュニオールの横パスをPA内でネイマールが裏へヒールパス、抜け出したパケタがシュートを放つも、左ポストに当たる。 これが大きかった。 これが入っていたら、試合にならなかったかもしれない。
その後もブラジルが攻めるが、日本も粘り強く対応する。
ネイマールが結構ボールを貰いに下がって来て、攻撃を組み立てる。 これが厄介だった。
もっと前に張ってボールを受けるイメージだったんだが。
ガンバの宇佐美みたいな役割だったな。 レベルが違うが。
日本も自由にやらせてはダメなので、激しくネイマールに当たるのだが、ネイマールがやたらと転がって、笛を吹かれた。 今じゃ笛はあまり吹かれないんだがな。 ちょっと板倉のファールが多かった。
板倉の評価が高いようだけど、どうかな? まあ、レベルアップはしているけど、自分はまだ不信感が残っている。
日本も全くの受け身という訳ではなくて、伊東がドリブルで切り裂くまでは行かなかったけど、攻撃の形は作れていた。 前半35分、伊東が右サイド深くでタメを作り、内側を駆け上がった長友にパス、長友はPA右からシュートを放が、サイドネットに当たる。 伊東はドリブルとパスの判断がとてもいい。 長友も攻撃参加出来ていたからなあ。
日本の攻めては伊東からのみだったな。 中央は固くて、使えず。 古橋じゃあブラジル相手にポストプレーは出来ないから裏抜けなんだけど、ロングボールはGKのアリソンに対応されてチャンスは作れず。
南野は、突破力はないからねえ。 後半も含めてカウンターのチャンスが何度かあったけど、攻撃を遅らされていた。ボールを失うまではなかったけど、チャンスは作れなかったねえ、南野は。
前半は良く耐えて、0-0で終了。
後半、原口に代えて鎌田。
原口は守備に奮闘していたから、この交代はどうだったのか? 交代はチャレンジで良かったのだけど、その期待に鎌田が応えられなかった。 攻撃でもっと決定機を作り出さないとダメだったけど、無難なパスしか出せていなかったな。 ボールを握る展開では力を発揮出来るけど、そうでなければ、ダメだな。 ドイツやスペイン相手には使えないなあ。
後半30分、堂安がボールを受けたところでプレスを掛けられボールを奪われ、カウンターを喰らう。
ゴール前の混戦で前に突っ込んで来たリシャルリソンが遠藤と接触し、PK。 微妙だったけど、普通は取らないだろう。 特に欧州では。
このPKをネイマールに決められた。
堂安のボールの取られ方が悪かった。 いい所を見せようとボールをキープした所、奪われた。 フィジカルでキープ出来ると安易に判断したんだろう。 堂安のアピールプレーが失点を招いたな。 伊東ならあんなプレーはしない。
日本は、三苫のサイドから反撃する。 しかし、ドリブル突破までは出来なかったな。 中山とのコンビで崩そうとしたけど、中山には長友ほどの攻撃力はないから苦しかった。 それでもやれそうな期待感は持てたけどな。
もう少し外や内にパスの選択肢をチラつかせながらドリブル出来たら、突破出来る可能性も増えるだろう。
伊藤洋輝となら、守田となら、そういうプレーも出来るだろう。
試合はこのまま0-1で敗戦。
日本は健闘したと思う。
粘り強く守れていたし、攻撃も決定機は作れなかったけど、その手前ぐらいまでは攻めれていた。
カウンターの速攻が出来たら良かったんだけどねえ。
右に伊東、左に三苫を同時起用して、両サイドからドリブルやスピードで攻め立てられたらいいんだけどねえ。
両サイドを警戒しないとダメとなると、守備の対応も難しくなるんだが。
FWはポストプレーが出来ないと苦しいかな。 古橋は全然ボールに触れなかった。
何と言っても驚きは、長友だな。
不慣れな右SBでどうかな?と心配したけど、売り出し中のVジュニオールを1対1で抑えた。
強い相手ほど力を発揮すると大口叩いていたけど、有言実行したな。 これには本当驚いた。 FC東京でのプレーを見てたら、もうダメだと思ってたんだけど。 WCは確定だな。 ただ、右は酒井宏樹、左は伊藤洋輝で、その控えだけど。
一方、中山は足元が不安定だなあ。 ひやひやした。 伊藤洋輝の方が上回っている。
権田も代表では、いいプレーをするな、Jとは違って。
大体、代表メンバーが見えて来た。 残り2戦あって、最終戦ではベストメンバーを組みたい所だな。
リードしている時の3-4-2-1も試せればいいけどね。