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ガンバ大阪は14日に宮本恒靖監督の事実上の解任を発表した。
小野忠史社長のコメント、
「・・・・当初の目標であるすべてのステージでの1位を目指す中、10試合を消化した段階でチーム状況が改善することは難しいという判断をし、監督交代の決断を下しました。連戦中のチーム状況も踏まえ、当面の間、チームをよく知り現状の課題を把握している松波強化アカデミー部長にトップチーム監督を兼務していただき、チームの立て直しを託すこととしました。」
和田昌裕 取締役強化アカデミー担当兼普及部長は、
「攻撃面でなかなか得点が取れていないという事実はありますが、選手たちのプレーを見ていると少し消極的な、ボールを失ってはいけないというミスを怖がったそういったプレーが多く、試合の中で見られる」と課題を語り、「もっとチャレンジしてもいいのではないか。そういう部分がもっともっと勇気を出すことで、攻撃面に生かされるような分析をしているので、その辺りは松波さんとも話して、今日からトレーニングに関わってくれています」
「ケガであったり、コロナで2週間活動停止してしまったこともあり、コンディションの部分で選手がなかなかバラバラの状況で。2週間活動停止後にスタートしました。なかなか、先発メンバーが固定しづらいということは私自身も宮本監督が悩んだ一番大きなポイントだと思っています」「チームを編成するにあたって、11人がしっかりレギュラーを示すことで競争が生まれ、選手を交代したり、試合によって調子の良い選手を起用して示せれば良いので、松波さんにはそういった11名をしっかり選んでいくというところも話をしています」。
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ガンバは、10試合、丁度シーズンの4分の1を消化した所。
状況を見極めるには、丁度良い時期なんじゃないだろうか。
社長と和田さんは、ちゃんと決断したな。
宮本監督はガンバにとって、とても大切な人材だから、とても残念な結果になってしまったけど、しょうがない。
宮本監督の評価は難しい。
2018年に終盤、怒涛の9連勝をしているし、2020年には、2分けを挟んで10連勝をしている。
波に乗せる力があるのかなあ。
それで期待したんだが、それがチーム力として次に繋がらなかったという印象だ。
そして、攻撃を組み立てるチーム作りまでは出来なかった。
対戦するチームに対応して、戦略を考える力は高いと思うんだけど。
2018年、最悪の状況で監督になり、残留を果たして、昨年2位にまでなったんだから、監督をやる能力はあると思うんだけどね。 頭のいい人だから、経験を積めば積むほど、いい監督になる可能性はあると思うんだけどなあ。
宮本監督は、運もなかったな。
昨年のアデミウソンの飲酒事故は痛かった。 今年のアデミウソン不在という意味で。
そして、今年のコロナ。
もしかして、厄年だったかと調べてみたら、ガンバの監督になった2018年が大厄のようだ。
そこを乗り切ったのになあ。
まあ、降格の可能性が高かった2018年を乗り切り、昨年2位にまでなったんだから、感謝だな。
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小野忠史社長のコメント、
「成績は自覚しているところもあり、特に納得した形で、変な雰囲気にもならず、ガンバのOBとして、将来の監督の可能性もありますので、違う形で関わらせてもらうということで、しっかりと握手して別れました」とし、今後もクラブに関わってもらいたいとコメント。「宮本さんには話はしていまして、当然ガンバに残って欲しいですし、可能でリクエスト等があれば遠慮なくいって欲しい」と伝えたとした。
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ちゃんと礼を尽くしているのは、いいね。 当然だけど。
出来れば、どこかのチームで監督をやらしてもらって、力を付けて戻って来て欲しいな。
将来的には、フロントに入って欲しい。
次期監督については、また明日。