たまえもんさんの記事を読んで、昌子源のコラムがあると知り、読んだ。
REIBOLAというサイトで、「発源力」というコラムを定期的に書いている。
2週間おきに書いているから、結構な頻度だ。 もうVol.20に達している。
REIBOLAとは、誰でも参加できる新しいサッカーメディアです。 サッカーを好きな人がサッカーに関するあらゆる情報を集めるためのメディア、 ではなく、 サッカーをしている人が自ら発信することができるサッカー人のためのサッカー人によるメディアとのこと。
なんか見にくいサイトだけどな。
さて、昌子源。
なかなか、読ませる文章書くね。 そして、内容が興味深い。
皆が知りたいだろうことを出来るだけ正直に書こうというスタンスが感じ取れるので、面白い。
まず、フランスからの帰国理由。
足首の怪我をしてフランスでは治らず、何とか日本への帰国が認められて、診察を受けて怪我の中身を知り、フランスに戻って、トゥールーズにはJISSのような治療のための施設や器具がない状況から再度「完治するまで日本で治療させてほしい」とクラブにお願いしたものの認められず、このままではサッカー人生そのものに影響が出てしまうと判断して、日本への帰国を決断した。
ま、酷いクラブだな。 こういうのが欧州のスタンダードだと思っておいた方がいいだろう。
日本人だから、「酷い」とは書かないけどね。
そして、Jへの帰還。
やっぱし最初はアントラーズに打診したみたいだね。
そして、結論としては鹿島から正式オファーを貰えなかったと。
鹿島としても、編成を終えていて、しかも移籍金が発生するから諦めたんだろうね。
(昌子が鹿島アントラーズからトゥールーズに移籍したのは、2019年1月。 移籍金300万ユーロ(約3億5000万円)で3年半。 ガンバへの移籍は、 移籍金200万ユーロ(約2億4000万円)、昌子の年俸は1億円で契約期間は5年間 by スポーツ紙)。
そこに、ガンバ大阪が、いち早く正式なオファーを出した。
「正直に言えば、仲介人からはガンバがオファーをくれた後に、僕の獲得に興味を示してくれたクラブもあったと聞いています。でも日本のシーズンが始まっている難しい状況下で、真っ先に手を挙げてくれたガンバの思いに応えたかった。と同時にその感謝の気持ちは、チームに貢献していくことで伝えていかなければいけないと思っています。」
ガンバはいち早く動いたんだな。 松波強化部長はよくやった。 あの煮え切らないコメントは三味線だったんだな。
ただ、金はかかったな。 移籍金1億円で安いと思っていたら、2.4億円か。 結構してるな。 相当頑張ってくれないと。
鹿島なら3.5-2.4=+1.1億円なので問題ないだろうけど、ガンバはちょっと厳しいな。
契約期間が5年というのも凄いな。 CBとしてピークを迎えるだろう期間をガンバでやってくれということだね。
さて、昌子の言葉、
「ただ合わせるだけでは僕を獲得してもらった意味がない。だからこそ、昌子源という個性がチームのプラスアルファになるように、チームに新しい風を吹かせることも使命だと感じています。
じゃあ、その個性は何かといえば、僕自身はセンターバックとしてのリーダーシップがそれにあたると考えています。」
これだね。 ファンとしても期待するのは。
JでベストなCBとしてのプレーもそうだけど、厳しさに欠けると思われるガンバに勝負への執念を持ち込んで欲しい。 ガンバはほっといても楽しくプレーするのは、ユースから身に付いていると思うので、丁度いい塩梅になって欲しいな。
このコラムでの表現とは異なるけど、
一つのミスでは、失点しない。 ミスが連鎖すると失点するというのが、印象に残った。
そうなんだ。 DFのひとつの決定的なミスで失点するのは、よく見るけど、その前にミスが起こってるんだよということかな。
さて、怪我の話。
フランスでの足首の怪我の治療が長引いたけど、復帰して、22節の横浜F・マリノス戦。
スタジアムで見てたけど、どこか怪我をしてピッチを出てまた戻って来たことがあった。
あれは、もともと痛めていた右足首で地面を強く蹴ってしまったのね。
それから、しばらく欠場していた。
「実は、僕自身はその瞬間を病院のベッドの上で迎えました。リーグ戦が終わって右足首のオペに踏み切っていたからです。今シーズンは正直、復帰してからもずっと痛みが消えず、終盤戦は特に、痛み止めを打って戦う試合が続いていました。それをしてもなお、思うようなパフォーマンスをできた試合は1試合もなかったというのが正直なところで、自分自身もそのことを歯がゆく、悔しく感じていました。」
手術をしていたのかよ。 この話がメディアに漏れなかったのが、不思議だね。
「最終的にはツネさん(宮本恒靖監督)に「最後まで天皇杯にいて欲しいという思いもあるけど、来年のことを考えると少しでも早くオペに踏み切った方がいいんじゃないか」と背中を押してもらいました。」
とあるけど、その通りだね。 今年の方が大事だし、怪我を直すのが第一だから。無理して酷くなるのが一番まずい。 昨年の天皇杯は無理する試合ではなかったしね。
奥さんに「これまで見てきたシーズンで一番、『ラスボス』感がなかったよ。源ちゃんが相手の選手に抜かれている姿なんて一度も見たことなかったのになぁ…。あんな姿は見たくなかったな」と何気なく言われた話は笑ったな。
相手の選手に抜かれている姿なんて一度も見たことなかったは、ないだろう。
脳内変換されてるんだな。
最後に「厳しいことを言うのは心苦しいところもありますが、ファミリーだと思っているからこそ、敢えて言います。僕たちが昨年2位に終わったということは、サポーターの皆さんもJ1リーグでは2位の応援だったということになります。ファミリーとして、その現実を皆さんにも一緒に受け止めてもらいたいし、だからこそ「1位になるために」ということを意識して、昨年以上のパワーを送ってもらいたいとも思っています。」
と、サポーターにも言うんだな。「2位の応援だった」と。 さすがだね。
鹿島のサポーターは熱いからね(万博で見た時感じた)、でも、川崎のサポーターは1位じゃないよ。
熱いガンバサポーターは頑張ってください。 自分は静かに応援してます。