「ガンバ大阪が25日、サンフレッチェ広島に所属する31歳のブラジル人FWパトリックを獲得したと発表した。
クラブの発表によると、2020年1月までの期限付き移籍だという。また、今季においては広島と対戦する全ての公式戦に出場できない条件となっている。パトリックは昨季J1リーグで20得点を記録。今季は背番号10をつけて戦い、13試合で3得点決めていた。」
パトリックの復帰が決まった。
これは、良報。 フィジカルタイプのFWが1人欲しかったところ。
これで、FWは宇佐美・アデミウソン・パトリック・食野・渡邊千真の5人になった。
ターンオーバーが出来るし、最後点を取りに行く時の打つ手が増える。
ただ、ガンバは一度パトリックに見切りを付けたと思っていたので、違和感もある。
まあ、それもさらなる進化を目指していた時の話で、降格争いをしている今となっては贅沢な話だ。
そして、これは大事なことだと思うのだが、パトリックが半月板損傷で全治8カ月の大ケガを負った後、「負傷したまま相手クラブには返せない」と語り、契約を半年延長することにより功労者への誠意を見せた。さらに、復帰後契約延長しないにもかかわらず、先発起用して、パトリックはまだやれますよと世間に知らせて、パトリックが次のチームと契約しやすい状況まで設定した。当時このことについては、記事を書いた(ガンバ大阪、ラストパトリックで勝つ)。 このことがあったから、パトリックも戻ってきてくれたんだと思う。
さて、パトリックの日本での成績、
2014年の3冠の時は、7月からガンバに移籍で9得点、2015年には12得点で数字的にはそこまでの成績ではないな。大活躍の印象と大分違う。
しかし、昨年広島で20得点、これは凄い。 ガンバの時はフィジカルとスピード頼みで技術的には下手だったけど、それが見限った要因だと思っているけど、広島でのプレーを見た時、巧くなっているなと感心した。
今年、広島で出場が減っているのは意外。 城福監督がより繋ぐサッカーを志向したからだろうけど。
ガンバは、田中達也が残ってくれていたら、田中達也のセンタリングにパトリックのヘディングは相当な脅威になっただろうになあ。
まあ、日本のサッカー界は凄く流動的になってきた。
海外移籍が増えて、玉突き的移籍が増えたのが原因だろうな。
その他の移籍で注目したのが、2021年の鹿島加入が内定しているFW上田綺世が今夏に法政大学のサッカー部を退部し、在学中に公式戦でプレー可能な特別指定選手として承認されているJ1鹿島でのプレーに専念することが分かったこと。
これは、いいことだな。
上田はJ1でもJ2でもいいから、ハイレベルな場所で揉まれなければいけなかった。 東京五輪でなければ、好きにすればいいんだけど。
可能性がある選手だからね。 鹿島でどれだけ、出場機会が得られるか、それが問題だ。 J2にレンタル移籍して欲しいと思うけれどね。 それぐらい経験を積まないとダメだよ。 東京五輪で優勝を狙っているらしんだから。
まあ、18人枠に選ばれるかどうか、難しいポジションにいると思うけど、Jでプレーすることは必須だったと思う。
松本山雅FCのFW 前田大然のポルトガル移籍も決まった。
松本は、メチャクチャ痛いだろうな。 降格決定的と言ってもいいくらいだ。
前田は、東京五輪のために決断したんだろう。 コパでの経験が効いたんだろうなあ。
東京五輪のために、皆熱くなっていると思うよ。
しかし、海外で試合に出られなければ、五輪メンバーに選ばれることはないだろう。
皆、賭けに出てるんだと思う。
「東京五輪まであと1年。メダル獲得を目指すサッカーU―23日本代表のオーバーエージ枠(OA、最大3人)の構想が、23日明らかになった。森保一監督はFW大迫勇也(29)=ブレーメン=、MF中島翔哉(24)=ポルト=、柴崎岳(27)=デポルティボ=、DF昌子源(26)=トゥールーズ=を軸に人選を進めていることが判明した。」
大迫・中島翔哉・柴崎岳は、当然だな。 昌子が意外だった。
3人なので、大迫が断られた場合は、昌子ということなのかな。 CBはU23世代でもまあ人材がいるので、昌子は要らないと思うけど。
この中で一番欠かせないのは、柴﨑だ。 柴﨑だけは何としてでも招集しないと。 U23世代で一番人材が欠けているのは、ボランチのゲームメーカーだから。
し烈になって来たメンバー争い。 楽しみだな。