第3波は減らない。

 「ドイツのアンゲラ・メルケル首相が12月9日に連邦議会で行った演説で、普段は冷静沈着なメルケル首相が、珍しく感情を露わにして国民に対しコロナ対策への協力を求めた。
「我々がこの予算案を最初に議会で審議した9月29日には、1日あたりの新規感染者数は1827人、集中治療室(ICU)で治療を受けていた重症者は352人、この日の死者は12人でした。しかし12月8日には、新規感染者数が2万815人に達しました。ICUで治療されている重症者は4257人。1日で590人が亡くなりました」
 特に深刻なのは、医療資源が逼迫し始めたことだ。今年5月22日には全国の病院のICU約3万2000床の内62%が使用され、38%が空いていたが、12月8日には、空いている比率は18%に減っていた。1日に500人を超える市民が命を落としていた。
「これらの数字は、市民の間の接触が多すぎることを示しています。これまで我々が行ってきた、市民の接触を減らそうとする努力は不十分だったのです」

メルケルは、国民に「あなたがたの努力が足りない。」と言ったということ。
日本でこんなこと言ったら、政権がおしまいだけどね。

メルケルは、「今年3月から5月まで行われたのと同じ、厳しいロックダウンに踏み切る」
 と宣言した。具体的には、12月16日から1月10日まで、現在すでに営業を禁じられているレストランや喫茶店に加えて、生活必需品を売る店を除く商店や理髪店などの営業も禁止する。
 この時期には学校も休校となり、託児所や幼稚園も閉鎖される。自宅でクリスマスを祝う会食は禁止されないが、政府は参加者の数を、14歳以下の子どもを除いて最高5人に制限するよう要請する方針だ。

これは、厳しいロックダウンだね。
ドイツの惨状は、かなりのものだね。 補償とかで、財政的にもかなり悪化しそう。
ドイツでさえだからねえ。


ドイツの感染者数の推移。

ドイツの死者数の推移。

ピークを迎えたかに見えたけど、さらに増えだしているね。
まあ、大体日本の10倍の感染者数と死者数だね。

他のヨーロッパの国はと言うと、

フランスの感染者数の推移。

イタリアの感染者数の推移。

スペインの感染者数の推移。

英国の感染者数の推移。

スイスの感染者数の推移。

感染者数は、ピークから減っているではないかと思うかもしれないけど、スペイン以外、1万人レベルと凄く多い。第1波のピークを軽く超える数字。
スペインが頑張っている。 5000人レベルだけど。

超優等生のスイスでさえ、減らなくて5000人レベルだからねえ。


日本の1日の感染者数、退院者数、死者数(その日を含む過去7日分の平均)

日本もなかなか減らない。
死者数が14日に58人になったのが、深刻。


東京と大阪の1日の感染者数(その日を含む過去7日分の平均)

東京と大阪が、減り始めたようだから、日本全体でも減り始めるんだろうけど。
それでも、下がり切らないんだろう。
第1波後、30人にまで減ったけど、第2波後は、400人にまでしか減らなかった。
第3波後は、減って、1000人にまでくらいにかな。

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