コロナウィルスの感染者数・死者数はスペイン風邪の4分の1のペースにもなる。

 スペイン風邪は、1918年1月から1920年12月までに世界中で5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の4分の1程度に相当する。 死者数は1,700万人から5000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど人類史上最悪の感染症の1つである。

 今回のコロナウィルスの規模がどれくらいなのか、スペイン風邪と比較してみたくなる。
スペイン風邪は、インフルエンザなので冬に感染拡大して季節性で、第3波まであった。
丸3年と考えて、月平均すると、感染者数は1400万人/月、死者数は50~140万人/月ぐらいになる。

一方、今回のコロナウィルスは、約7か月経過して、感染者数は2873万人、死者数は92万人である。
月平均すると、感染者数は410万人/月、死者数は13万人/月ぐらいになる。
大体、コロナウィルスの感染者数・死者数はスペイン風邪の約4分の1のペースだ。
思ったより、デカイ規模だなあ。
さすがに、このペースが3年も続くとは思えないから、トータルで10分の1くらいの規模になるかもしれないけど、それでも多いなあ。 100年前に比べ、医療も感染対策も格段の進歩を遂げているというのに。

今、感染者数は各国で増えたり減ったりしているけど、全世界でならすと、感染者数は26万人/日、死者数は5千人/日ぐらいで落ち着いている。 月換算すると、感染者数は780万人/月、死者数は15万人/月ぐらいになる。
スペイン風邪の2分の1のペースだね。
世界人口が当時の20億人から今77億人に増えているから、割合だと減るんだけど。

それにしても、想像以上に今回のコロナウィルスの規模は大きい。 
中国が統計を誤魔化しているだろうから、実際にはもっと多いだろうな。

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