A級順位戦最終日、稲葉八段が名人に挑戦、森内九段がついに降級。

 佐藤天彦名人への挑戦者を決める第75期名人戦A級順位戦の最終9回戦が、全4局が一斉に指された。
今年から、AbamaTVで、無料で見れる。
ニコ生みたいに追い出されることもない。

 稲葉陽、羽生善治、広瀬章人に名人挑戦の可能性があり、佐藤康光、森内俊之、屋敷伸之に降級の可能性があった。
 挑戦・降級に関係のない、渡辺明vs行方尚史が終盤の難解な大熱戦だったが、残りはそうでもなかった。
どちらも、際どい手を連発したが、最後は渡辺明の終盤の強さが目立った戦いだった。
羽生善治vs屋敷伸之は、これも難解な終盤だったが、羽生マジックがあるかと思いきや、不発で、あっけなく負けてしまった。
羽生3冠は今季の成績が5割ちょっと。 多分、棋士人生で一番悪い成績になりそう。
衰えを感じてしまう。
広瀬章人vs佐藤康光は、佐藤康光の完勝。
会長になって大変だろうに、お得意の守らない将棋で、勝って、残留を決めた。
そして、稲葉陽vs森内俊之。
これも、稲葉陽の完勝だった。
この結果、永世名人資格を持ち、順位戦に強さを誇る森内俊之の、A級からの降級が決まってしまった。

 そして、名人戦は佐藤天彦名人(29)と稲葉八段(28)の20代のフレッシュな対決。
羽生3冠と森内九段が出ない名人戦は物凄く久しぶり。
森内九段の降級といい、やっとこさ世代交代がやってきたという感じだ。

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