第28期竜王戦、糸谷竜王が渡辺棋王との初戦を制す。

 糸谷哲郎竜王に渡辺明棋王が挑戦する第28期竜王戦七番勝負が昨日から始まった。
糸谷竜王は、初防衛戦。
渡辺棋王は、9年連続で竜王を保持していた永世竜王なので、自分の庭。
渡辺棋王が勝つんだろうな、というのが大方の予想。
只、糸谷竜王は、時間攻めをするなど、なかなかの策士。
面白そうだ。

 第一局は、渡辺棋王の先手となった。
糸谷竜王が後手なら、得意の1手損角換わりが予想されたが、なんと横歩取りに誘導した。
後手番で横歩を指すのは初めてとのこと。
やってくれるねえ。

 序盤は、渡辺棋王の駒組み良かったような気がするんだけど、△6二角打ちと自陣の動きにくい所に角を打ったり、8五の飛車が横に行ったり来たりの振り飛車みたいで、型に嵌らない将棋が好きだなあ。
▲3四歩△3五歩が、序盤の勝負所だったのかなあ。
△3五歩打ちが、2分の考慮というのが竜王らしい。
ここから駒の取り合いになって、攻め合いになりやすい展開。
こうなると攻めのうまい渡辺棋王が有利。
ところが、竜王の攻めが、泥臭くうまく相手陣にからんでいって、一方渡辺棋王はスマートに相手玉に迫るのだが、角をうまく攻守に使った、糸谷竜王が最後に寄せきった。
あの渡辺棋王相手に終盤の攻め合いで勝つとは、大したもんだ。

 糸谷竜王は、普通なら時間を使って考える難しい局面で、ぽんぽん指して、相手の時間を消耗させる。最後、渡辺棋王が1分将棋になっても、糸谷竜王は1時間近く時間を残してたからねえ。
時間攻めが少し効いてたような気がする。
二日制の将棋でも時間攻めが結構効くのが不思議。

 経験と実力に勝る渡辺棋王相手に、まず予想外の横歩取りを採用、時間攻めで自分のペースを作りだした、糸谷竜王の作戦勝ちかなあ。
渡辺棋王も、NHK杯で糸谷竜王に時間攻めで速攻で完敗するというトラウマがあるからなあ。
初めての年下相手のタイトル戦でもあるし。
初戦、糸谷竜王が勝って、面白くなった。

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