羽生3冠、藤井四段に刺激を受けて、覚醒する?

 先日、羽生3冠は棋聖戦で斎藤慎太郎七段の挑戦を退けて、防衛、10連覇したところ。
そして、昨日、第30期竜王戦決勝トーナメントで、羽生三冠は村山慈明七段と対戦した。
別に注目カードというわけではないが、将棋の内容が面白かった。

 羽生3冠の先手で横歩取りに。
序盤早々、飛車交換になる。
そこから乱戦に。
村山七段の指し手が速かったので、研究将棋だった感じ。
持ち時間に2時間くらい差がついて、羽生3冠ピンチだった。
羽生陣が”と金”に攻められて金銀を取られて、どう見ても苦しい状態に。

素人には、こんなのお手上げ。
しかし、後でネットで見ると、ソフトは若干羽生良しという判断で驚いた。

 羽生玉が最後、9八に追いつめられるも、耐えていて、

自分も詰みを考えながら見ていたのだが、ここから最後2枚の鮮やかな金捨てで、相手玉を詰ませた。
詰将棋のような華麗な詰みだった。
藤井四段の詰みも凄いけど、羽生3冠も凄いんだよなあ。
先日の藤井四段vs都成四段のアクロバティックな玉の逃げといい、面白い将棋が連日続いている。

 羽生3冠は、棋聖防衛後、 「非常に強くて勢いのある若手がたくさん出てきているので大きな刺激になっています。自分の将棋にも新しい感覚を取り入れながらやっていけたらいい」と語っているし、うさぎ夫人のコメントでは、「将棋に集中したい」と言っていたそうだし、益々面白くなってきた。
羽生3冠は、去年初めて勝率6割を切ったけど、今年は7勝3敗といい出だし。
竜王に挑戦して、今年こそは永世7冠を取って欲しいねえ。
そして、公式戦での羽生vs藤井四段を見てみたいものだ。
非公式戦では、abemaTVでの炎の7番勝負での羽生負けの後、第零期 獅子王戦では、羽生3冠が勝ったのだが、その将棋を見た広瀬八段が将棋雑誌でこう語っていた、「羽生さんが勝負の鬼だったと、それだけです。」と。
羽生さんが、藤井システムを指したんだけど、あれは、勝負の鬼の将棋だったのか。
藤井四段がどう感じ、次にどう指すか、楽しみだなあ。

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