藤井聡太棋聖が圧倒的な強さで、2冠に。

 藤井聡太棋聖(18)が、王位戦七番勝負第4局で木村一基王位に勝利、シリーズ成績4勝0敗のストレートでタイトル奪取に成功した。同時に10代での二冠は史上初、八段昇段は最年少という2つの記録を同時に達成した。

史上最年少記録のてんこ盛りで、もう驚かないね。
しかし、その中身には驚く。
その圧倒的強さに。
木村王位もいい将棋を指していたと思う。 他の棋士相手なら、いい勝負になったんだと思うけど、相手が悪すぎた。
2日制で時間が十分あったら、負ける気がしない。
今、負けるパターンは、序中盤で考えるのに時間を使い過ぎて、互角で終盤に入って、残り時間で大差がついている場合くらいだ。

さて、この第4局でもドラマがあった。

先手、木村王位が▲8七銀と飛車をどかそうと上がった場面。
ここで、封じ手になった。
Abemaの解説で、橋本七段がここは普通、△2六飛車と飛車を逃げる場面だけど、定刻を過ぎてまで考えているのは、△同飛車と飛車銀交換を考えているんじゃないだろうな。 それは、リスクがありすぎる。 木村王位もそれを指されたら、驚くだろうな、と語っていた。
そして、翌日封じ手が開封されると、同飛車だった。
ファンの期待を裏切らない踏み込み方だな。 ファンの期待する面白い手を指すのが、流石だよなあ。
AIの数値は、ベストな手と判定していた。
そして、数手後、木村王位が▲5五角と少し悪手を指して、それ以降は、藤井棋聖が攻めを繋いで、攻め続け、押し切った。

強くなった木村王位に4連勝。 圧倒的だね。
難しい場面でも、ほとんど間違わない。 それが凄い。
負けるのは、研究に嵌められて、時間で大差を付けられて、ミスをしてという悪条件が重なった時だけ。
偶には、さすがに負けるけど、番勝負で負け越すのを想像することが出来ないね。 今は。
この2冠を奪取されることは、まずないんじゃないだろうか。
今の状態を維持出来れば。
となると、徐々にタイトルを増やして、最後に名人位が残ることになるのかな。
A級に入って、一番勝たないと、名人に挑戦出来ないからね。
藤井2冠の名人挑戦は最短で2023年。 その時に8冠達成ということも、十分ありえるから恐ろしい。

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