ロイターのコラムで信じられないような記事(こちら)を見たので、一読をオススメする。
オバマ米大統領も、米国のあらゆる情報機関関係者も、ロシアのプーチン大統領が高度な諜報作戦を実行し、米国の民主主義を混乱させ、ドナルド・トランプ氏を次期大統領に当選させたことで見解が一致している、そうだ。
確信しているなら、怒り心頭だろう。
オバマ大統領は、米国は自らの選択する時期と方法によって対応する、と宣言している。
しかし、弱腰オバマは、何もできないだろうと思っているんだけどね。
けれども、やろうと思えば、米国は、彼らのコンピューター基板やオフショア口座に預託された資金を攻撃できる。プーチン大統領配下のスパイネットワーク内に、多機能なマルウエアを仕込むこともできる。政治機構をまひさせることも可能だ。そうだ。
そして、この記事が面白いのは、過去にソ連のスパイに偽情報を流して、混乱させたことがあったと。
「われわれはまず、ソ連に質の低いテクノロジーを流すことから始めた。出来の悪いコンピューター技術、役立たずの石油掘削技術などだ。そのようなテクノロジーを大量に流した。彼らが喜ぶようなガラクタを好きに盗ませた」
「わざと盗ませたソフトウエアと半導体は1982年にシベリア横断パイプラインに組み込まれた。数カ月が経過した後、ゆっくりとではあるが、圧力は小刻みに高まっていった。そして、ツンドラの凍土のなかで大爆発が起きた。」と。
ほんとかいな。
俄かには信じられないが、あったのかもしれない。
冷戦時代だしね。
もし、オバマが報復したら、「これから行われる攻撃は、最初のうちは米国民の目には触れないかもしれないが、プーチン氏にとっては歴然たる影響を感じられるようなものでなければならない。」
ということで、表に出てこないとしたら、残念だ。
この記者は、Tim Weinerと言って、ピュリツァー賞の受賞履歴がある。
何とも物騒な記事を書いたもんだ。
単なる騒がし記事なのか?
あるいは、オバマからこの記者を通じてのプーチンへの警告かもしれない。
ゴルゴ13に出てくるような事が起こるのか、ないとは言えないので、注目だね。