「歌川広重の旅」  ~美術館「えき」KYOTO~  

 美術館「えき」KYOTOで、生誕220年「歌川広重の旅」を見て来た。
本展は、平木浮世絵コレクションより、貴重な保永堂版「東海道五十三次」初摺の作品を一堂に展覧いたします、とのこと。

 「東海道五十三次」は今までも何度か見たことがあるので、本来ならわざわざ見に行かないのだが、会員になっている京都市美術館からタダ券が送られてきたので、見に行こうかと。

 今回の展覧会は「東海道五十三次」のみ。
ただ、初摺だけでなく、少し手を加えられた後摺や後版も展示されていた。
それだけだったら退屈しただろうが、解説文が良かった。
絵の解説以外に、絵に描かれている風俗についての説明がとても興味深かった。
広重は、美しい景色も描いているが、旅姿や各地の名物や風習、人々の暮らしについて、とても細かく描き込んでいるのだ。
今まで景色の美しさばかり見ていたが、当時の江戸の暮らしぶりも「東海道五十三次」から伺えるのだ。 一級の資料でもあると感じた。

 さて、最初は解説文を読んで、絵を間近に細かく見ていたのだが、これでは絵の美しさを堪能できない、本末転倒だと気付いて、まず解説文を読まずに、絵をざっと見ていった。
雪景色の「蒲原」と雨でけぶる「庄野」は、群を抜いて美しいけど、他にも「三島」「沼津」「二川」「池鯉鮒」が、気に入った。
それから、もう一度最初から解説文を読みながら、絵の細かい所を見ていった。
結構時間がかかったかな。

箱根 (640x422)
「箱根」
なぜ山の岩をパッチワークのように色付けしたのだろう。
それが面白いのだが。
池鯉鮒 (640x438)
「池鯉鮒」
馬市の風景。
遥かな草原と草をはむ馬たちが美しい。
そして、松の下に商売人達が集まっている。
こういう地元の風俗を描き込んでいる所がまたいい。

 五十三次の中には、川の渡しの風景が多かった。
旅のエポックとなるからかな。
あと、名物のお店風景も何点かあった。

「東海道五十三次」だけの展覧会だったけど、解説のおかげもあって、結構見れる展覧会だった。
さすが広重。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする