チェルノブイリが野生動物の楽園に、福島もイノシシの楽園に。

 チェルノブイリで原発事故が起こってから、今年で30年になるそうだ。
もう30年もたったのか。 そんなに昔だったのか? 10~20年前のような気がする。
原発事故の現場周辺に設けられた立入禁止区域は、今ではあらゆる種類の動物たちがすむ楽園となっている(こちら)。
見つかるのは、ヘラジカやシカ、ビーバー、フクロウ、ヒグマやオオヤマネコ、オオカミと実に多岐。
そして、野生生物が「劇的」に増加した、と。
しかも深刻な突然変異が起こったのは事故直後のみで、以後は見られていないそうだ。
案外、少し離れた低レベルな地域なら、放射能の悪影響はあまりないのかも知れない。
最も危険性の高かった放射性核種のひとつであるセシウム137は、今年ようやく半減期を迎える。
セシウムの量は事故から30年でほぼ半減し、より短命のバリウム137mへ変化した。
どんな酷い出来事でも、時はすこしずつ解決してくれてるようだ。
そして悪いことばかりではない。
野生動物の聖地が誕生したのだから。

 この前、NHKでも福島の立ち入り禁止地域で、野生のイノシシが町中を我が物顔で闊歩している映像を流していた。
人間がいないことを察知して、出てきてるようだった。 そして家の中にあがりこんでいた。
人間がいなければ、イノシシは日本の動物界では、主だな。

 少々不謹慎だが、100年も経てば、また新たな地になっているのかも知れない。

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