アフリカ大陸にも自由貿易圏が誕生するのか。

 アフリカ大陸自由貿易協定(AfCFTA: The African Continental Free Trade Agreement)というのが、2018年3月21日に調印されたいたのを知った。
アフリカ連合の加盟国44箇国の間で合意された貿易に関する協定で、単一市場を創設することを目的とし、さらには域内移動の自由と域内統一通貨もその先の目標としている。
最少で22箇国がすべての文書について締結し批准を行えば、その後は、自由貿易圏が正式に成立する予定。

 EUやASEANみたいな経済圏がアフリカにも誕生することらしい。
これは、インパクトがある。
アフリカ55か国・地域の人口は12億人、GDPは2.2兆ドルで、ASEAN10か国の人口6.4億人、GDP2.8兆ドルに迫るくらいだ。
もっとも、アフリカ55か国でもGDPでASEAN10か国に負けているのは、ショボいとしか言いようがないが。

 まだ、どうなるかわからない。
最低、22箇国が批准しないと。
TPPでも、もめにもめたからねえ。
現在、TPPは11か国中、メキシコ・日本・シンガポールが批准したところ。
11か国以外でも、タイ・コロンビア・英国が参加表明をしていて、益々拡大しそうな勢いがある。
アメリカが保護貿易に向かう中、自由貿易圏がいくつも誕生して、各国対抗策を打っているのかな。

ちなみに、アフリカ上位8か国のGDPの全体に占める割合は、

ナイジェリアと南アフリカ、石油が出る国と金が出る国がツートップだ。
ちなみに、この2か国が批准しなさそうというから前途多難なんだけど。
あと、アフリカ各国の関税収入が税収全体の9%を占めるというから、それが無くなるのは大問題だろうけど。

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