奈良県の大天井ヶ岳の少し北東にある百合ヶ岳(大所山)1346mに登った(2018/05/16)。
柏原ICから165号線で南へ、166号線で東へ、169号線で南・東・南へ、下多古へと左折し、林道の突き当りまで行く予定だったんだけど、工事現場の所で通行止めになっていたので、その手前の路肩に車を停めた。 ICから90分ぐらい。
コースは、登山口から琵琶滝へと向かい、途中で右の道に入り、やせ尾根の道を登り、百合ヶ岳頂上へ、東に向かい、展望岩に寄って、沢沿いに南下して登山口に戻った。
下多古の集落を抜けて、林道を走っていると、右手に工事現場が現れた。
そして、そのすぐ先で通行止め。 落石のためとのこと。
しょうがないので、手前の路肩に車を停めた。
しかし、ここから近いのかと思いきや、35分も歩いて、やっと登山口に到着した。
広い駐車スペース。
階段の方が、琵琶滝方面に行く登山口。
沢沿いの植林の中を歩いていく。
しばらく歩くと、右手に分岐に出会う。
標識はない。 赤テープが目立つように巻いてある。
右手に進む。 今日はなんか体がダルい。 琵琶滝を見に行く予定だったのだが、辞めにした。
植林の中を登って行く。
体がだるいし、お腹が空いてきたので、見晴らしもない所だったけど、昼飯を食べた。
ここから、急登になる。
右手がそりたつ尾根には、シャクナゲが満開だ。
ただ、これは綺麗なシャクナゲの花だが、散っていたり、しおれていたりしているのも多く、少し盛りを過ぎていた。
シャクナゲの咲く尾根を登って行く。
木の根がからまっている大きな岩に出会う。
木の根をつたって、この岩を乗り越えていく。
この岩を超えると、登りが緩やかになった。
シャクナゲが増えてきた。
そして、そこにはシャクナゲの森が広がっていた。
ここがクライマックスかな。
綺麗なシャクナゲの花。
ヒノキも頑張っている。
そして、シャクナゲの森を抜けると、一転、新緑の鮮やかなブナの森が広がっていた。
この急変がとても面白かった。
ブナ林の中を登って行くと、
平らな百合ヶ岳頂上に到着。
東側にのみ少し展望が開けていた。
北東に尾根を下って行く。
鞍部に到着。 標識はないが、赤テープを頼りに、右手に下って行く。
少しで展望岩に到着。
北から東にかけて、素晴らしい展望が広がっていた。
白髭岳。
山上ヶ岳
勝負塚山
展望を楽しんだ後、下って行く。
植林の中を九十九折に下って行く。
カラ谷の滝に出会う。
ここの冷たい水で顔を洗ったのが、気持ち良かった。 旨かったし。
どんどん下って行く。
桟橋に出会う。 振り返って撮った写真。
やがて林道に出会う。
ここで二手に分かれる。 下に駐車場が見えた。 どちらでも行けたのかもしれないが、左に進んだ。
やがて、駐車場に到着。
そこから、また35分ほど歩いて、車の所に到着した。
岩尾根のシャクナゲの森とブナの新緑を堪能した山登りだった。
急坂の下りを避けるために、琵琶滝の方から登るのがいいと思う。
暑さのせいか、体がだるく、時間がかかってしまった。
(コースタイム)
駐車場10:50 → 11:25登山口11:35 → 11:50分岐12:00 → 12:30昼飯休憩12:45 → 13:20駒ヶ岳頂上13:35 → 14:45展望岩15:05 → 15:30カラ谷の滝15:35 → 登山口16:20 → 駐車場16:55
体が重かったし、途中結構休んでいるので、いつもより時間がかかっていると思う。
シャクナゲ(地点A)。
シャクナゲの樹皮。
長い楕円形で枝先に垂れてつくシャクナゲの葉。
紅紫色のシャクナゲの花。
花冠は7裂し、雄しべは14本。
オオイタヤメイゲツ(地点B)。
ブナと見事な混成林を形成していた。
オオイタヤメイゲツの樹皮。
11~13裂のオオイタヤメイゲツの葉。
鋭い重鋸歯。
やや横に広い葉形。
地面には、草みたいにオオイタヤメイゲツの葉が生えていた。
コガクウツギ(地点C)。
コガクウツギの樹皮かと思ったが、隣の別の木の樹皮かもしれない。
光沢があり、葉先は長く伸びないコガクウツギの葉。
紅紫色のコガクウツギの枝。
円錐花序で、白い装飾花の飾り弁は3~5枚のコガクウツギの花。
ガクウツギと迷う。 もしかして、ガクウツギとコガクウツギが並んでいたかもしれないし。
ヤブウツギ(地点D)。
灰褐色から灰黒色のヤブウツギの樹皮。
楕円形であるが先端は急に細長くなり、ふちには細かい鋸歯があるヤブウツギの葉。
葉の裏面脈上と葉柄、若枝には開出毛が多い。
漏斗形で濃紅色のヤブウツギの花。