馬ノ鞍峰 (3) ~まとめ :アケボノツツジ咲く岩稜を歩く~

 奈良県の台高山脈の馬ノ鞍峰に登った(2019/05/10)。

柏原ICから、30号線・309号線で南へ、169号線で東へそして南へ、224号線に入って、途中で北股川沿いへ北へ、また三之公川沿いに東へ、行き止まりの山の神祠前のスペースに車を停めた。
最初に224号線をまっすぐ行ってしまうミス、次に北股川沿いにどんどん北に行ってしまうミスをして、戻るという時間ロスをした。 携帯が圏外になってしうので困ったよ。

帰りは、河原屋西で15号線・28号線・37号線で北へ橿原へ、165号線で西へ30号線で北へ柏原ICで高速に乗った。1時間50分くらい。


行き止まりの山の神祠前のスペース。 左の階段から登る。

沢沿いの山腹を緩やかに登っていく。

木の橋が多い。

明神の滝分岐。 ここを右へ下ると数分で滝。
ただ、標識がなくて迷った。 戻ってきた時辺りを見回すと、下に落ちていたので、別れに置いておいた。

明神の滝。
深いコバルトブルーの滝壺が美しい。
ここで、涼みながらしばし休む。
先ほどの分岐に戻って、進む。

進んでいく。

沢沿いを歩く。

登っていく。

新緑が目に鮮やか。

右下に滝が見える。

平坦な所に出た。 ここがかくし平の入り口。
進んでいくと、

かくし平。
三之公行宮跡(後南朝最後の天皇後亀山天皇の孫にあたる尊義王が室町幕府の目を逃れて隠れ住んだと伝えられる場所)。

涸れ沢を渡って、少しで左手に尊義親王御墓への分岐があるが、割愛する。

進むと

バイケイソウの群落を抜けて、右の沢へ入る。
まっすぐ下に降りて直接行けるし、一旦左に少し歩いて、下に降りて、右に回っても行ける。
とにかく右の沢へ。 ここからは、すべて右の沢に入っていくイメージで。

登っていく。

沢沿いを。

バイケイソウと新緑が鮮やか。

最後に左の尾根に上がって行く。

もう少し。

尾根に出会う。 右へ。

ここからは尾根歩き。
ただ、展望はあまりない。


やっとアケボノツツジに出会えた。

鮮やかな紅。

散った花が地面を彩っている。 しばらくアケボノツツジが見れる。

大台ケ原山が垣間見えた。

痩せ尾根が続く。

シャクナゲの林。

シャクナゲの林だ。
ただ、あまり咲いていなかった。 今年は不作の年かな。

ヒメシャラとトウヒの美林。

尖がっている白髭岳が見えた。

国見山も顔を出している。

いい感じの尾根歩きだ。

最後、少し急登すると、

馬の鞍峰山頂。
展望はない。 ここで昼飯。

南東への尾根。

北西への尾根。

そして南西への尾根。 こちらから登ってきた。
山頂が尖がっているのがわかるかな。
そして、こちらから来た道を下った。

下山したら、山の神祠が迎えてくれた。

痩せ尾根の岩稜歩きが良かった。
アケボノツツジの紅が目を癒してくれる。
シャクナゲの当たり年なら良かったんだが。


今回の馬ノ鞍峰 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場9:45 → 10:20明神の滝分岐10:40 → 11:25かくし平11:30 → 12:10尾根出会い12:20 → 13:15馬ノ鞍峰頂上13:45 → 尾根出会い14:30 → 15:10かくし平15:15 → 明神の滝分岐16:00 → 駐車場16:30

馬ノ鞍峰 で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


アオマムシグサ(地点A)。
これを見つけた時は、びっくりした。
藤原岳、半国山に続いて、ここ1カ月の間にこの珍しい植物に3回も出会えるなんて。
藤原岳、半国山の時は、黒い仏炎苞だったけど、今回は青い。
外見は食虫植物のようだけど、虫をトラップして花粉を運ばせるというたいへんユニークな仕組みを持つそうだ。

上から見ると、黒白斑の茎がまむしと見間違えることもあるかな。

立派な仏炎苞。


・トチノキ(地点B)。

シワ状に浅く縦裂するトチノキの樹皮。

大型の掌状複葉でトチノキ・コシアブラ、または似たホオノキ。
小葉柄がないので、トチノキ。 ホオノキは全縁。

・ヤマコウバシ(地点C)。

灰褐色で平滑なヤマコウバシの樹皮。

葉柄がほとんどないヤマコウバシの葉。

・アカヤシオ(アケボノツツジ)(地点D)。

やや網目状に裂けてはがれるアカヤシオの樹皮。
淡い紅紫色のアカヤシオの花。
アカヤシオは、淡紅色の花を枝先に1個つける。



アカヤシオの見事な群落だった。

ヒメシャラ(地点E)。

ツガ。
この辺りは、ガイド本には、ヒメシャラとトウヒの見事な美林があるということだったので、トウヒかと思っていたら、持ち帰った葉を見ると、ツガだった。 もっとも、この木の葉は高い所にあるので取れず、下に生えていた幼木の葉なのだが。

・リョウブ

斑のリョウブの樹皮。

細かい鋸歯のリョウブの葉。 葉が枝先に集まる。
リョウブの新緑は目に鮮やかだね。

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