天吉寺山 (3) ~まとめ :迷いやすい道~

 滋賀県長浜にある天吉寺山918mに登った(2019/10/23)。

長浜ICから243号線で東へ、264号線で北へ、林道に入って、大吉寺の駐車場に車を停めた。
 
コースは、大吉寺から谷沿いの道を登り、大吉寺本堂跡に出る。覚道上人入定窟から南東から北東に歩いて、稜線に出て、そこから北に稜線を登って、天吉寺山山頂へ。 そこからピストンで駐車場に戻った。


大吉寺の駐車場。 この少し手前にも道路が幅広い駐車場がある。
右手の道を登る。

本堂。

本堂の右手に登山口がある。

渡渉しながら、谷沿いの道を登る。

古い石垣がある。

少し見晴らしがあった。

谷を離れ、登っていくと、

仁王門跡に出た。 ここから広い大吉寺跡が始まる。

平坦地がある。

手水鉢。

広い本堂跡。 何もないが。

左手に頼朝供養塔がある。
昔、逃げてきた頼朝をかくまい、そのせいで焼き討ちにあったことがあるそうだ。

本堂跡の向こう側に出る。

右手に進んでいくと、右手にあか池が見えた。

覚道上人入定窟に出た。
ここからが少しわかりにくい。 赤テープを頼りに進んでいく。

わかりにくいよね。

それでも進んで、少し登ると、尾根に出会えた。
ここから左に尾根を進む。

尾根道を進んでいく。

藪っぽくなるところもある。

天吉寺山が樹間に見えてきた。

右手には貝月山への稜線が見える。

尾根の登りになり、

幅広い尾根道になる。

シロモジの大群落になる。

シロモジの大群落の中に天吉寺山山頂があった。
展望はない。
ここで昼飯を食べて、来た道を戻る。

途中、西尾根への分岐?みたいな溝があった。
ここで右に進めば、西尾根に行けるのかもしれない。 
行けたら行く予定だったのだが、自信が持てなかったので、諦めた。

伊吹山が見えた。

尾根を離れ、覚道上人入定窟に向かう所で道に迷った。
登山時計が示す標高から見て、入定窟に大分近づいて来ていたのは分かっていた。
しかし、途中から赤いテープが見られなくなった。 しかし、分かりやすい踏み跡はある。
どんどん進んでいくが、あれだけあったテープが見られない。 凄く不安になってくる。
こりゃ、道を間違えたなと判断し、最後にテープがあった所まで戻ろうとしたのだが、そこでさえ戻れない。
これには、焦った。 とりあえず、尾根の上に出ようと、道のない所を強引に登るが、凄く滑ってずるずる落ちる。
ズボンが真っ黒。 こりゃ、ダメだとあちこち歩くと、偶然最後に見たテープを見つけた。
よし、やり直し。
3方向に行けそうだが、2方向は藪。 右手だけが、踏み跡がしっかりしている。 どの方向にもテープは見つからない。 しょうがないから、右手に進む。 先程と同じ道だった。 今度は、引き返した所よりもっと進んでみる。
地図を見ながら、この谷を越えるはずと考えながら、進んでいく。
かなり歩いて、こんなに歩くはずはないと悟る。 こういう時は、休んで落ち着いて考えるべきと過去の経験から知っているので、座ってポカリを飲みながら、考える。
スマホを見ると、アンテナが立っている。 もしもの時は救援を頼むことになるのかな。
夕方も近いから捜索となると明日か。 汗だくだし、何もないのに、一夜を過ごすのは大変だな。
入定窟の近くまで来ているから、恥ずかしいし。 とか考える。
まあ、まだ頑張ろうと、地図を見て考える。
この幅広い尾根の手前で曲がるけど、これってさっきの尾根じゃないかなと思い当たり、地形を見ながら戻る。
また、戻る道がわからなくなる。 何でちょっと前に歩いた道がわからなくなるんだ、と思っていると、偶然赤いテープに出会った。 助かった~。
少し歩くと、覚道上人の入定窟に着いた。
入定窟を見ていると、覚道上人に助けられたと、ふと思った。
感謝のお祈りをし、一休みしてから、下山した。
5時前になっていた。
日没少し前、助かった。

最近YAMAPのソフトを知り、使っているんだが、この時はなぜか現在地を検知してくれなかった。
使えていたら、こんなに苦労しなかったんだがな。


今回の天吉寺山 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車場10:45 → 仁王門跡11:35 → 12:10覚道上人入定窟12:15 → 13:20天吉寺山山頂13:40 → 道に迷う → 15:50上人入定窟15:55 → 駐車場16:40

天吉寺山 で出会った樹木を紹介します。


樹木の地点です。


・ヤマグワ(地点A)。

はじめ皮目が点在し,成長すると縦に筋が入って剥がれるヤマグワの樹皮。

ハート型の大きなヤマグワの葉。 基部から3行脈が出る。

・ウリハダカエデ

緑と黒の縞で菱形の皮目のあるウリハダカエデの若木の樹皮。
灰褐色で縦に浅く裂けるウリハダカエデの成木の樹皮。

3~5浅裂のウリハダカエデの葉。
葉裏の脈脇に赤褐色の毛があるウリハダカエデの葉。ホソカエデは無毛。

・ホツツジ

枝に稜があるホツツジの枝、ミヤマホツツジは稜がほぼない。
稜がないように見えるので、ミヤマホツツジかも。 滋賀なので、ホツツジと思うのだけど。
赤い実は、他の木の実がひっかかったもの。

5枚ほど枝先に集まってつくホツツジの葉。 先は尖る。

球形で秋に3裂するホツツジの実。

・イヌガヤ

葉先は尖るが、痛くないイヌガヤの葉。ちぎっても無臭。

・コバノガマズミ

灰白褐色のコバノガマズミの樹皮。

目立つ鋸歯のコバノガマズミの葉。
短い葉柄。
コバノガマズミの赤い実。

・ブナ(地点B)。

ブナの灰色で平滑の樹皮。

葉の縁が波形のブナの葉。 葉の下よりで太い。
側脈が7~11対。 葉裏の毛が少ない。

・シロモジ(地点C)。

灰褐色で平滑、小さい円形の皮目が多い、シロモジの樹皮。

3裂で切れ込みの基部に丸い隙間があるシロモジの葉。

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