勝負塚山 (3) ~まとめ : 濃い緑の中を歩く~

 奈良県・天川村にある勝負塚山1246mに登った(2020/06/17)。

天河河合、洞川、母公堂を通り過ぎ、途中で左の道に入り、五番関トンネルの手前のスペースに駐車した。
上多古から登るルートはかなり危ないようなので、五番関からのルートで登った。
コースは、五番関に登って、東へ登り、鍋冠行者を通過して、今宿跡へ。 東に進路を取って、ブナ林の尾根を歩き、神童尾展望台で展望を楽しんだ後、東に少し細い尾根道を下ってから登り返して、勝負塚山山頂へ。 帰りは来た道を戻った。


五番関トンネル。 広いスペースがあるので、ここに駐車。
東屋の奥に登山口があるので、そこからスタート。

植林の中、谷沿いを登って行く。

尾根に出ると、そこが五番関。 右手に

女人結界門がある。潜って、

右が、古道で急登りな感じなので、左に進む。

山腹の道を登って行く。 所々狭い道になっているのが、嫌かな。

尾根に近づいてきた。

尾根にのると、抉れた道になる。

鍋冠行者という所に出た。 くぼんだ所に祠がある。
左から登って行く。

抉れた道を登って行く。

緑が明るくなってきた。

この低い尾根道は、カエデの緑が美しかった。

今宿跡に到着。 右に行けば、山上ヶ岳。 左に向かう。

ここからは、しばらく単調な尾根歩きになる。

いくつかの小ピークを越えていく。
赤テープが多くあるので、安心感がある。

木が伐採された見晴らしのいい場所に出た。

左端手前に白髭岳。

右手端に、竜ヶ岳。 山上ヶ岳は見えない。

大台ケ原山も見えた。

ここで、昼飯。
展望のある所は、ここだけだった。


ここから南東尾根への急下りになる。

少し狭い尾根を下って行く。

スギかヒノキの大木。

こちらも。 大木が少し多く、荒々しい雰囲気になる。

鞍部に出た。

登り返して行く。

この岩場の辺りが、手足を使っての急な登りになる。

さらに登って、

勝負塚山山頂に到着。 展望はない。 少し休んで来た道を戻る。

鍋冠行者の祠を通り過ぎ、尾根でここから左に五番関への古道に入った。

少し登る。

急な下りが続く。

女人結界門に出た。

あとは、五番関トンネルまで下った。

ブナやカエデの濃い緑が印象的な山登りだった。


今回の勝負塚山 の登山コースです(クリック拡大)。

(コースタイム)
駐車場9:30 → 五番関9:45 → 10:15鍋冠行者10:20 → 今宿跡10:45 → 11:15神童尾展望台11:35 → 鞍部12:05 → 12:30勝負塚山山頂12:40 → 鞍部13:00 → 13:45神童尾展望台13:55 → 今宿跡14:25 → 14:45鍋冠行者14:50 → 五番関15:15 → 駐車場15:30

勝負塚山 で出会った樹木を紹介します。


・オガラバナ

オガラバナの樹皮。

5or7裂、表面に細かいシワが目立つ。葉裏全体に毛が多い。
最初、ホソカエデかと思ったんだけど、たまたまGoogle Lensにかけてみたら、オガラバナと聞いたこともない名前が出てきた。 調べてみたら、葉裏全体に毛が多いので、オガラバナ。

・ウラジロモミ

網目状に裂け、やや赤みを帯びるウラジロモミの樹皮。

葉軸が茶色なので、モミ・ツガ・トウヒ。
葉先は二又で尖っているのでモミ・ウラジロモミ。
二又がごく小さいので、ウラジロモミ。
気孔帯は白色のウラジロモミの葉。

・イヌシデ

灰褐色で平滑、太い縦スジの樹皮。 こけが付いていて、わかりにくい。

側脈が12~16対なので、アカシデ・イヌシデ。
葉柄に毛があるので、アカシデでなく、イヌシデ。
葉先が短く尖るイヌシデ、尾状に伸びるアカシデ。

・ヒノキ

赤みを帯び、縦裂するヒノキの樹皮。

葉先が丸く触れてもちくちくしない鱗状葉のヒノキの葉。
裏にY字形の白い気孔帯がある。

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