笹ヶ岳・雨乞岩 (3) ~まとめ : 雨乞岩からの展望と消えゆくササユリ~

 滋賀県信楽の笹ヶ岳738mに登った(2016/06/18)。
瀬田西ICから422号線で南下、東へ、南新田西登山の西の道路脇に車を停めた。

麓から見た笹ヶ岳。

南新田西登山口。
なぜか、自分はここを東登山口と勘違いしていた。
東登山口ならここを右にまっすぐ行くと自然に登山道に入るんだけど、西ならそうは行かない。
登山口を行き過ぎて、迷った。

ここが登山口。
わかりにくい。
うろうろしていたら、それを見ていた地元のおっちゃんが教えてくれた。

最初はなだらか。

植林の中を登って行く。

少し急登もある。

稜線に出た。
ここを左へ。

平らな尾根歩きとなって、

たぬきの置物のある笹ヶ岳頂上に到着。

北にわずかに展望が開けている。
これだけだと面白くないので、ここから雨乞岩に向かう。

南への入り口。

笹の中の道を進む。

廃寺跡と雨乞い岩分岐。
ここを左に少し行ってみたが、廃寺跡がわからず興味もなかったので、戻って右へ。

結構、笹深い所もある。

浅い稜線歩き。
木々が茂り、雰囲気がある。

この分岐を左へ。

東屋に到着。
ここを左にすり抜けていく。

この分岐を左へ。

しばらく歩くと、

絶景の広がる雨乞岩到着。


綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳と鈴鹿の山々が一望できる。

ここで昼食。
一服して戻ることにする。

振り返ると、笹ヶ岳。

来た道を戻るだけだから、油断してサクサクと歩いていたら、ここを右に入ってしまった。
平らな道が続くはずなのに、どんどん下って行く。
周囲の雰囲気が同じだから、行きとは違う道を歩いているのに気づかなかった。
しかし、なんかおかしいと思い、引き返した。
そして右へ。

笹ヶ岳頂上に戻り、
今度は東登山道から下山する。

ここまで一度も見なかったササユリはないかと、周囲を見回しながら、下った。

延命水。

やがて、植林の中を下る。
ササユリを見逃したかと諦めていたら、

平らな道になったところで、しなびたササユリに出会った。
なんだかなあ。

平らな道を歩いていく。

すると、もう一本、ササユリを見つけた。
今度は綺麗。

南新田東登山口に到着。
道路を左折して、車の所に戻った。

 笹ヶ岳に登ったら、絶対、雨乞岩まで足を延ばすべき。
展望がいいからね。 それに笹ヶ岳だけだと物足らない。
ササユリは麓の方に生えているんだね。
もう消滅しかかっているように思えた。 残念ながら。


今回の笹ヶ岳 の登山コースです。

(コースタイム)
駐車11:20 → ?分ロス → 稜線出会い12:25 → 12:40笹ヶ岳頂上12:50 → 13:40雨乞岩14:10 → 30分ロス → 15:30笹ヶ岳頂上15:40 → 東登山口16:40 → 駐車16:50

笹ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。

樹木の地点です。


ナツハゼ(地点A)。

灰褐色で、縦・裂のナツハゼの樹皮。

葉の縁にも毛があり、微細な鋸歯にも見えるナツハゼの葉。
ごく短い葉柄。

イヌツゲ。

イヌツゲの樹皮。

楕円形で低い鋸歯のイヌツゲの葉。
似たツゲは、全縁で対生。

ネジキ。

ねじれて縦裂するネジキの樹皮。

卵形で縁がやや波打つのネジキ葉。

白い壺形のネジキの花。

ウリハダカエデ。

樹皮は、灰褐色で縦に浅く裂けている。

3~5浅裂で、ウリハダカエデ・ホソカエデ・テツカエデ。
葉柄に溝で、ウリハダカエデ・ホソカエデ。
葉柄が緑なので、ウリハダカエデ。 赤みを帯びていたらホソカエデ。

ウリハダカエデの翼果。

多分モッコク。

暗灰色でほぼ平滑なモッコクの樹皮。
しかし、斑剥がれなので、疑問が残る。

枝先に集まるモッコクの葉。
ワインレッドの葉柄。

コアジサイ(地点B)。

縦にひび割れて、薄くはがれ落ちるコアジサイの樹皮。

山形の鋸歯。

散房花序をだす。装飾花はなく、花はすべて両性花。
花弁は白色~淡青色で5個。

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