滋賀県と福井県の県境にある百里ヶ岳931m登った(2016/04/23)。
京都東ICから、161号線で真野へ、477号線、367号線で北上、葛川梅の木で左折、朽木小入谷へ、生杉口バス停で右折して、しばらくで左手に百里新道登山口に到着。その手前の駐車スペースに車を停めた。
京都東ICから1時間30分くらい。
百里新道登山口から百里新道を進んで、県境尾根出会いを右手に百里ヶ岳へ、下山は、県境尾根出会いに戻って、右手へ根来峠へ、そこから鯖街道を通って小入谷まで南下、登山口まで戻るコースを歩いた。
百里新道登山口手前の駐車スペース
道路のすぐ左が登山口。
すぐ尾根に出て、ゆるやかに登っていく。
いくつかのピークを越えていく。
ブナの新緑がとても初々しい。
805mのピークを越えてしばらく下ると、やせ尾根に出て、急に展望が開けた。
目の前には、百里ヶ岳。
右手には、南谷とその先に駒ヶ岳が見える。
少し登って下ると、広々としたシチクレ峠。
そのまま、まっすぐ進むんで、
杉林を進むと、
県境尾根出会いに到着。 ここを右手へ。
尾根道を進んでいく。
途中右手に素晴らしい展望が開けた。
琵琶湖方面かな。
左手の谷に素晴らしい新緑のブナ林が。
途中ちょっと急な登りがありながら、最後ひと登りで、
広々とした百里ヶ岳頂上に到着した。
展望は四方に開けているのだが、結構樹木が邪魔をしていて、場所をあちこち動きながら写真を撮った。
東方面。
樹木に隠れがちだったが、武奈ヶ嶽。
ここで昼飯。 真野にコンビニがあったのだが、もう少し先で弁当を買おうと思ったら、コンビニがなかった。
大失敗。 山頂で食べるコンビニ弁当を如何に楽しみにしていたのかが、腹に沁みた。
しょうがない。 非常食にしてるカロリーメイトを侘びしく食べた。
さて、下山することに。
県境尾根出会いまで戻って、右手へ。
ここも尾根道を進んでいく。
ここまでアップダウンを繰り返していたせいか、この860mのピークへの登りが少ししんどかった。
で上で一休み。
北に尾根を下っていくと、
根来峠に到着。
ここで、左に大きく曲がって、
山腹の道を進む。
この道は鯖街道だそうだ。
所々細くなっていて、神経を使う。
しばらく進むと、尾根道に出会い、そこで展望が開け、ここの展望が本コース随一だった。
全貌。
左から蛇谷ヶ峰。 登った。
武奈ヶ嶽。 登った。
蓬莱山。 これも登った。
振り返ると、県境尾根。
左にちょこと顔を出しているのが、多分百里ヶ岳。
右手に林道が近づいてきて、しばらくで林道に出た。
すぐで、また左手の鯖街道へ戻る。
山道を下って、
また、林道にでると、焼尾地蔵があった。
しばらく下ると、左手に小入谷下山口の標識が。
昔人通りが多かったのか、少しえぐれている。
左手の谷向こうに、登ってきた百里新道の尾根が見える。
下りきると、川原に出てくる。 ここを右へ。
沢を渡渉して左へ。
ここをまた渡渉して、道路に出る。
水が多いと、靴がずぶぬれになりそうだ。
道路をしばらく歩くと、小入谷バス停へ。
この橋を左に渡る。
ここをまっすぐ。
石堤も前で、水路沿いに降りて、石橋を右手に渡る。
登山口の旗の前で右に道を登っていくと、百里新道登山口手前の駐車スペースに出た。
結構、アップダウンのある歩きがいのあるコースだった。
尾根道をずっと歩いていて、基本歩きやすいコース。
ブナの瑞々しい新緑が美しかった。
(コースタイム)
駐車スペース9:35 → シチクレ峠11:15 → 県境尾根11:30 → 12:00百里ヶ岳頂上12:30 → 県境尾根13:55 → 13:35根来峠13:40 → 焼尾地蔵14:30 → 大倉谷林道出会い14:55 → 駐車スペース15:20
百里ヶ岳 の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
オオイワカガミ(地点A)。
この辺りに、大群落を作っていた。
あと、シチクレ峠手前のヤセ尾根とか、鯖街道の林道出会い近くにも結構咲いていた。
オオイワカガミ。
ブナの新緑(地点B)。
ブナの灰色で平滑の樹皮。
葉の縁が波形のブナの葉。
側脈が7~11対。
ヤブデマリ(地点C)。
灰黒色あるいは灰褐色で、まばらに皮目があるヤブデマリの樹皮。
対生し、倒卵形あるいは長楕円形で、先は短く尖り、基部は円形、両面に毛があり、縁は鈍鋸歯のヤブデマリの葉。
白い大きな花の装飾花と、それに囲まれた小さなつぶつぶの両性花。
花弁は不規則に五深裂し、1~2個の裂片が極端に小さいヤブデマリの花。
オオカメノキの装飾花は、大きさに違いがあってもちゃんと5つに分かれている。
ユズリハ(地点D)。
805mのピーク付近で群落を形成していた。
ユズリハの樹皮。
ユズリハの葉柄は赤みを帯びることが多い。
垂れ下がることが多いユズリハの細長い葉。
葉は垂れ下がらず,水平かやや上を向いているヒメユズリハの細長い葉。
卵形のユズリハの頂芽。
タムシバ。 タムシバも群落を形成していて、白い花を楽しむことができた。
灰色~灰褐色で、皮目が多く縦に並ぶ、タムシバの樹皮。
6枚の花弁の白い花。
花の下に葉がないので、コブシではなく、タムシバ。
ヤマザクラ(地点E)。
山桜は花と葉が同時に出るそうだ。
リョウブ(地点F)。 見事な株立ち樹形。
810mのピークの北の稜線で群落を形成していた。
斑のリョウブの樹皮。
リョウブの新緑。
リョウブの新緑は、煮て食べれるらしい。