兵庫県養父市と香美町との境界に聳える但馬妙見山1135mに登った(2017/04/28)。
春日ICから北近畿道に入って八鹿氷ノ山ICで降りて、6号線を北上、左折、やがて舗装された細い林道になる。別れのすぐ左にある駐車場に車を停めた。 ICから30分くらい。
林道はうねうねとしていて、狭いし所々凹みがあり、6kmと長いので少し厭になる。
名草神社から登って、妙見峠から稜線を歩いて、妙見山へ。 大ナル新道から下った。
林道の別れ。 右なら名草神社、左なら妙見キャンプ場。
この左手前に駐車場がある。
駐車場。 周回する予定なので、どこに停めても良いのだが、一番近いここがベスト。
どちら周りで歩くのか迷ったが、腹が減っていたので、名草神社で昼飯を食べようと、右の名草神社に向かう。
モニュメントの向こうにみたらしの池がある。
その横の道・ゲロゲロ道に入って行く。
登って行くと、
紅が目に鮮やかな三重塔が見えてきた。
右の石段なら名草神社へ、左の道なら登山口へ行く。
腹が減っていたので、この石段に座って、昼飯を食べる。
まず、右手に名草神社を見に行く。
残念ながら、修復中だった。
見事な彫り。
先ほどの石段下に戻り、道路を進むと、この左手が登山口。
標識が剥がれかかっていて、文字が隠れていて、見逃しやすいので注意。
ここの右手に、
一丁地蔵がある。
さらに右手に、ザゼンソウをやっとこさ見つけることができたのだが、黒い花はもうなかった。
4月下旬の花期に合わせてきたのに。 ショックだ。
本当に花が咲いていたのかのさえ、怪しい。
たった2株しか見られなかったし、その内、消えて見られなくなってしまうような気がした。
さて、先ほどの登山口から山腹を進んで行く。
二丁地蔵がある。
残雪が見られるようになった。
段々雪が増えてきて、登りにくい。
出来るだけ、雪を避けて登って行く。
妙見峠に到着。 ここで一休み。 左へ。
ここから気持ち良い稜線歩き。
堂々としたスギ。
林道に出会った。 稜線を歩き続ける。
「大谷の頭」を越える。
木の間越しに妙見山の頂上が見えてきた。
少し眺望が開けた。
東側には、ブナ林が広がっている。
少し登りが急になってきた。
頂上近くになると、残雪がまた増えてきた。
最後、もう一登りすると、
妙見山頂上に到着。
気持ちがいい頂上だよ。
但し、展望はあまり良くない。
少し南から木の間に北方向にやっと蘇武岳が見えた。
一休みして、下山することにする。
雪でどちらに行けばいいかわからない。
危うく南に行きそうになったが、方角を確認して東方向に進む。
東方向。
尾根歩き。
下って行く。
ここで、尾根から離れて右に下って行く。
ここは急斜面なのだが、九十九折になっているので、サクサク下って行く。
少し緩やかな尾根歩きになって、
林道に出た。
この道を道なりに下ると、舗装道路に出会って、そこを左に進むと、すぐで駐車場に戻った。
ザゼンソウの花期に合わせてきたつもりだったのに、花が見られなかったのは、ショックだった。
雪も結構残っていたが、一応持って行ったアイゼンは使わずに済んだ。
ザゼンソウ以外期待していなかったのだが、早春の山登りは気持ち良かった。
スギとブナの林も案外良かったしね。
(コースタイム)
駐車場11:55 → みたらしの池12:10 → 12:15三重塔12:45 → 13:20妙見峠13:25 → 14:10妙見山頂上14:30 → 林道出会い15:20 → 駐車場15:35
但馬妙見山の登山で出会った樹木を紹介します。
ザゼンソウ(地点A)。
コブシ(地点B)。
灰白色で平滑なコブシの樹皮。
コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がない。
尾根の東側に形成されていたブナ林(地点C)。
見事なブナの大木。
頂上に生えていたブナ。
ブナの芽吹き。
ネコヤナギ(地点D)。
ここは、水辺に近いわけでもないのになあ。
暗灰色のネコヤナギの樹皮。
銀色または薄黄色の花穂。
ネコヤナギの花穂を見るなんて、超久し振りな気がする。 懐かしい。