富山県の立山に登った。7:20頃立山駅に着いたのだが、駐車場がすでに満杯で、橋の手前の空き地みたいな駐車場に車を止めた。そして、ケーブルカーの切符売り場には、長蛇の列ができており、1時間半も並ぶ羽目になった。さらに30分直通バスを待って、結局室堂に着いたのは、11時になってしまった。シルバーウィーク恐るべしである。こんなことなら他の山に登るべきだった。しかし悪いことばかりでもなく、この日は素晴らしい晴れで、富士山も白山も見ることができたのだった。
室堂から石畳の道を登っていく。左手の谷あいの低木の紅葉が美しい。やがて、一の越に到着。昼飯を食べる。人混みでゆっくりとしか進まない少し急な登りを登っていく。とてもゆっくりなので、疲れない。少し緩やかになったところで、右手を見ると、くっきりとアルプスの山々が見える。そして、富士山が見えた。槍ヶ岳も見える。振り返ると、室堂の向こうの、奥大日岳、大日岳の向こうに、素晴らしい雲海と海と能登半島が見えた。絶景である。白山を思い出した。白山も頂上付近に青い池を有し、頂上の前に室堂を有する。けれども、この立山の方がスケールが大きい。室堂のみくりが池、地獄谷、雷鳥沢の地面の凹凸がくっきりと見え、面白い。少し登って、雄山頂上に到着。休まずにそのまま
大汝山に向かう。稜線の向こうに剣岳が見える。もっととんがっているのかと思ったら、そうでもない。稜線を20分ほど歩いて、大汝山に到着。東側を見下ろすと、黒部湖と黒部ダムが見える。四方の絶景を楽しんだ後、戻ることにする。
予定では、真砂岳に行って、そこから下山する予定だったのだが、2時間のロスで最終バスに間に合うか自信がなかったので、往路を戻る。稜線の前に、雄山神社の岩が屹立している姿が美しい。雄山に戻って、雄山神社に登ろうとすると、なんと結婚式をやっていた。奇特な人もいるものだ。終わってから登ると、祈祷をしてもらい、お神酒も戴いた。さて、下山。下りは結構ガレと岩で歩きにくかった。室堂では、みくりが池に寄っていく。地獄谷に行こうともしたが、下りの石階段が結構しんどいので、途中で引き返した。帰りの混雑もひどくて、室堂で30分待ち、美女平でも30分待ちで、立山駅に着いたのが6:30で真っ暗になっていた。臨時駐車場は完全に真っ暗で、車を探すのに苦労しかけたが、登山用ライトを点灯して、見つけることができた。ライトを持ってない人は泣きそうになったんじゃないかなあ。大阪に戻る前に風呂に入りたくて、亀谷温泉の白樺ハイツに寄った。暗かったがすぐに見つけることができたし、7:30でも日帰り入浴できた。高速でゆっくり帰って、着いたのは1:40になってしまった。
(コースタイム)
室堂11:00 → 11:45一の越12:05 → 雄山1:05 → 1:25立山1:45 → 2:05雄山2:25 → 3:05一の越3:10 → みくりが池周遊 → 室堂4:15
室堂から立山 登りから剣御前
頂上手前から雄山 頂上手前から富士山
頂上手前から槍ヶ岳? 雄山神社
雄山頂上から室堂 雄山頂上からみくりが池
雄山頂上から剣岳 立山頂上
立山頂上から剣岳 立山頂上から北東
立山頂上から黒部湖 立山頂上から黒部ダム
立山頂上から雄山神社 雄山神社で結婚式
下りから谷合いの紅葉 みくりが池と立山
地獄谷 バスから鍬崎山、白山