大和葛城山登山の記事(1)~(4)のまとめです。
大阪と奈良の県境にある大和葛城山に登った(2014/05/23)。
今を盛りのツツジを楽しもうと。
松原ICで降りて、309号線で水越峠へ45分ほどで到着。
道幅がそれなりに広くて、ずらっと車が停められていた。
この水越峠の登山口から登っていく。
一昨日雨が降ったせいか、木々が潤っている。
歩きやすい、整備された、少し急な道を登っていく。
途中、視界が開けたところで、金剛山が見えた。
谷を離れ、少しドライないい感じの道を登っていく。
勾配が緩くなって、ツツジが見れ始めた。 左手には、ヒノキ林。
足元にツツジの花びらが散っている。
桜や椿の花びらが散っているのは、よく見かけるけど、ツツジは初めて。
美しいなあ。
別れで、左手に満開のツツジ。 ここからツツジ園のようだ。
迷ったが、左手の道を行く。 こちらが、正解だった。
満開のツツジの中を行く、ツツジを堪能できる道だった。
頂上手前の丘を登って行く人達が見える。 満開のツツジである。
但し、盛りは少し過ぎたようだ。 色が少しくすんでいる。
右手の人列は、別れを右に行った人。
この道は、左手の緩やかな稜線を登っていくのである。
稜線を登りつつ振り返ると、咲き誇るツツジが目に映える。
これが、ベストビュー。
ツツジ園と言っているが、自生らしい。
1970年頃、笹が一斉に開花して枯れた後、ツツジが群生した。
その後、毎年2回笹を刈って、ツツジを保っているそうだ。
上に登ってくると、右手に雄大な金剛山が姿を現した。
金剛山がこんなに雄大な山だとは、知らなかった。
手前にツツジを入れると、いいねえ。
大和葛城山の頂上周りは、広々として気持ちがいい。
頂上に到着。
頂上は、広場になっているので、四方に眺望が開けている。
東側に奈良方面が望める。 なんと言っても、大和三山が見えるのがいい。
小さな山々だが、奈良時代の人々は、なぜこれらの山を崇めていたのかなあ。
歴史に思いを馳せてしまう。
北東の奈良市方面。
南東方面の山々。
西側には、広々とした尾根が伸びている。
尾根の先には、大阪湾が見晴らせる。 ここで、昼飯を食べた。
下りは、天狗谷から方面から行く。
東側に少し下って、ビジターセンターを通り過ぎ、
この別れを、左の青崩方面に行く。 右に行くとダイヤモンドトレールで二上山方面になる。
キャンプ場の横を通り過ぎて、しばらく進むと、
この別れを左手に、谷に入っていく。
緩やかな下りを進んでいく。
途中視界が開けて、振り返ると、大和葛城山を見ることができた。
尾根道となり、下っていくと、ベンチと出会う。
ここから東に折れ曲がって、谷へ急な下りとなっていく。
急な下り。 天狗谷を下っていくと、
やがて、緩やかな谷の下りとなり、舗装道に出会う。
しばらく行くと、309号線に出て、登って、トンネル前で右への脇道に入っていく。
30分ほど歩いて、水越峠に戻った。
基本的に整備された歩きやすい道で、頂上近くまでロープウェイが通っているので、野趣に欠けるかなあ。
しかし、つつじ群落は、素晴らしいし、大和三山を見下ろせる眺望が素晴らしかった。
今回の大和葛城山の登山コースです。
(コースタイム)
水越峠10:25 → つつじ園11:35 → 12:00大和葛城山頂上12:40 → 道路305号線14:15 → 水越峠14:45
A地点の鞍部です。 鞍部はいいですねえ。
B地点の頂上からの緩やかな尾根です。
木が生えていないのと幅広いので、見ていて気持ちが良い。
C地点の小さな788mのピークです。
別に大したことないのですが、ルートが尾根から南に逸れていくのを確認でき、自分の位置を同定できます。
今回の大和葛城山の登山で目に付いた樹木を、その場所と共に紹介します。
ヒノキが植林されています(H地点)。 別に珍しくもありませんが。
ヒノキの葉。 縦・裂の樹皮でスギかヒノキとすぐわかりますが、鱗状葉でヒノキと分かります。
リョウブの株立ちです(I地点)。 登山道の真ん中にあり、雰囲気があります。
この辺は、リョウブの群落です。
リョウブの葉です。 斑・剥の樹皮でリョウブが第一候補となり、葉で最終判定。
ササ原です(J地点)。 ここの優勢種です。 刈り取られているようなので、返って珍しいです。
ヤマツツジ(K地点)が綺麗に咲いています。
赤いヤマツツジとピンクのミヤコツツジorモチツツジです。 ミヤコツツジとモチツツジの区別が付きません。
アキグミです(L地点)。 オリーブみたいで、地中海の香りがします。
一目惚れです。 これは稀少だと思ったのですが、ネットで調べると、大和葛城山でまあ見られるようです。
アキグミの葉です。
ハナミズキです(M地点)。
ヤブデマリです(N地点)。
樹木の大体の位置です。