日本の女子レスリングで3人とも金メダル。 凄すぎる。 伊調は女子前人未踏の4連覇。

 リオ五輪で、レスリング女子が始まった。
48キロ級、58キロ級、69キロ級の3階級が始まった。
それぞれ、登坂絵莉、伊調馨、土性沙羅が出場していた。
登坂が世界選手権3連覇中、伊調馨が五輪3連覇中と強者。
3人とも、勝ち進んでいくので、ひっきりなしに試合が見れて、飽きなかった。

 伊調馨は、吉田沙保里に隠れてイマイチ目立たないが、五輪4連覇を目指しているから凄い。
派手さを抑えて、慎重で確実な勝ちっぷり。
負ける気がしない。 
段々と調子を上げて、準決勝でアゼルバイジャンの選手をテクニカルフォールで破り決勝進出。

 登坂絵莉は、伊調に比べれば少し危なっかしい。
序盤を抑えているのだろう。 相手にリードされる感じがある。
それでも、着実に盛り返して、勝つ。
準決勝の中国選手は、動きの素早い選手でピンチと思ったけど、見事に逆転勝ちで、決勝進出。
強いね。

 最後に、土性沙羅選手。
ぽっちゃり体型。
重い階級とぽっちゃり体型でスピードを感じない。
強くないなと思ったけど、粘り強い戦いで、僅差でしかも逆転で勝ち進んでいく。
準決勝もパワーのありそうなごついスウェーデン選手にリードされる。
苦しいなと見ていたら、何とか終盤に追いついて、相手が猛然と出てくる所を投げて、逆転勝ち。
土性も、決勝進出。

 3人とも、決勝進出には驚いた。
伊調は別格にしても、3人に共通するのは、落ち着いた試合運びだね。
序盤慎重に試合を進めるため、警告を取られてリードを許すこともあるのだが、全く慌ててない。
じっくりと戦って、最後には勝つ、という試合運びだ。
方針がはっきりしている。 コーチ陣も優れているんだろう。

 ここで、決勝までは、時間があく。
連日卓球を見てたから、寝不足。 勘弁してほしいね。

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 まず、登坂絵莉が登場。
相手は、アゼルバイジャンの選手。
また、渋い試合となった。
1-2のまま、残り15秒。
最後、相手の足を取る。 相手も必死に踏ん張る。
そして、最後力を振り絞って、後ろに回って、2ポイント。
3-2の大逆転。 そこで、試合終了のホイッスル。
なんという澁とさ。
この最後の最後に勝つ、試合運び。 薄氷もんだよ。 凄いね。
最初の金メダルとなった。

 次に、伊調馨。
相手は、ロシアの選手。
ロシアの選手のキビキビとした動きで、押されている感じだった。
相当、強い。
この試合も、1-2で終了間際へ。
負けるかと思ったよ。
残り30秒で、伊調がタックル、それが浅くて、逆に足を取られる。
しかし、伊調が相手の体を抱え込んで、抑え込み、なんとか後ろに回り込んで、2ポイント。
3-2の大逆転。 そこで、この試合も終了のホイッスル。
凄い。 金メダルで、オリンピック4連覇。
女子選手では、史上初。
男子では、カール・ルイスやマイケル・フェルプス等の3人のみ。
これは、凄い。 薄氷ものの4連覇。 それだけに凄い。

 最後に、土性沙羅。
相手は、ロシアの選手。
この試合も0-2と負けたまま、試合終盤へ。
残り30秒。 土性がタックルを仕掛ける。
しかし、外され、後ろに回り込まれかかる。
逆にピンチ。 しかし、なんとか逃げながら背負い投げをする。
相手が尻餅をついたところを、足を取って、2ポイント。
2-2の同点だ。 レスリングは同点ならビッグポイントを取った方が勝ち。
土性は、1ポイントを2回取られただけだから、実質リードした。
そして、残り20秒くらいを逃げ切った。
一番苦しいと思ってた土性だけど、金メダルを取った。
凄いね。
レスリングは、柔道と違って、最後逃げに回るということができないようだ。
それが、いいね。 最後までハラハラドキドキで面白い。

 女子レスリングが3階級で始まって、いきなり3つとも金メダル。
凄すぎるだろう。
まだ、吉田沙保里の4連覇が残ってるからね。

 

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