17年U-20W杯への出場権4枠を懸けたAFC U-19選手権バーレーン2016の準々決勝、U-19日本代表はタジキスタンと対戦した。
先発は、いい試合のできたカタール戦と同じメンバー。
坂井以外は、過去3戦でベストプレーを発揮したメンバーだ。
タジキスタンは、予想通り5バックで守りを固める。
攻めあぐねるかに見えた、前半8分、やっと市丸が縦パスを入れる。
小川のヘディングシュートがバーを叩くが、クリアボールを堂安が拾い、どんぴしゃのセンタリング、それを再び小川がヘディングシュートで決めて先制。
これは大きかった。 守りを固めてくる相手に早めの先制点は大きい。
そして19分には左サイドを突破した三好がクロス、ファーサイドの堂安が相手GKの位置を見てファー上に見事な左足コントロールショットを突き刺して2-0。 さすがの技術。 抜けている。
これで、試合はほぼ決まった。
これで日本は少し緩めて、前半終了。
後半もそこそこ。
そして28分、ドリブルを仕掛けた小川が倒されFKを獲得。
これを志願して小川が自ら右足で蹴り込んだ。
見事なシュートだった。 そのキックの正確性にも驚いたが、その積極性が素晴らしい。
やるじゃないか。
これで、3-0で、決定的。
43分には坂井からの縦パスを受けた岩崎がコントロールから1ステップの左足シュートを決めて4-0とした。
岩崎も実に良かった。
スピードで前線をかき回し、守備でも広い範囲を駆け回り、献身的だった。
決定力もある。
小川と最高のコンビだ。
試合は、4-0で終了。
少しあっけなかったが、これで無事17年U-20W杯への出場権を獲得した。
このチームは、1,2戦を見た時、どんだけ弱いんだと思ったけど、3戦目から良くなってきた。
攻めの組み立ての部分が下手だから、ダメだったんだが、ボランチに市丸が入ってから良くなった。
市丸は今日は攻めがもう一つだったけど。ただ、守備が良かった。意外だった。
三好と堂安がドリブルが多すぎて、そこまで突破力がないので、攻めが停滞していたけど、徐々に解消されてきたようだ。
このチームは、J1で堂々のレギュラーをはる中山、冨安のCBコンビが図抜けている。
J1でレギュラーならこの世代でアジアで負けないだろう。
守備のレベルが高いのが特徴なので、ぱっとしないだけかな。
それにしても、すんなりU-20W杯への出場権を得た。
ちょっと意外だった。
さほど強く見えないのだが、相手が弱いのか。 日本がリスペクトされすぎているような気がする。
次は、ベトナム戦。 同タイプなので、勝つだろう。
このまま優勝しそうな気がする。
東京五輪世代なだけに、世界に出て成長してほしいもんだ。
そして、下のU16世代と合流したら、強いチームができそうだ。