トゥーロン国際大会 グループステージで、U-21日本代表はU-19ポルトガル代表と対戦した。
ポルトガル代表はU-19で、日本より2つ下の世代。
それなのに、完全に主導権を握られ、攻められまくる。
何回か決定的ピンチを迎えたが、何とか防いでいだ。
しかし、前半32分、クロスからヘディングシュートを打たれ、ゴールラインをぎりぎり越える前に冨安がバイシクルでクリアするが、こぼれ球を決められる。
これで苦しいかと思っていたら、すぐさま、前半36分、敵陣中央から三好が絶妙なスルーパスを出すと、抜け出した田川が、飛び出したGKの股下を抜いたシュートを放って、ゴールを決めて、同点。
攻め手がなさげに見えたが、ゴールを奪ってみせた。
1-1で前半終了。
後半、少し膠着状態に陥ったかに見えたが、後半30分、単純なDFの裏への浮き球に抜け出され、GKとの1対1になられ、飛び出したGK山口が、PA外で相手ボールを手で触ってしまい、山口は一発退場となってしまう。
そして、PAすぐ外のFKも決められてしまう。
これで、万事休すと思ったんだが。
この後、なぜかオープンな打ち合いのサッカーになった。
後半37分、遠藤が中央でドリブルで前進しスルーパス、抜け出した上田が、ゴール左隅にボールを流し込んで同点に追い付いた。
そして、勢いづいた日本が、後半42分、三笘のスルーパスに抜け出した上田がPA内で倒され、PKを獲得する。
上田が、ゴール右に強烈なシュートを決めて、奇跡的な逆転。
上田がどういうキックをするかと思ったら、隅に強烈なシュートを放ったのは、度胸がある。
このまま、試合終了。
驚いた。
前回、試合を支配したのにまずい試合運びでトルコに逆転負け、今回は試合を支配され、退場で一人少なくなったにもかかわらず、逆転勝ち。
プラマイゼロという所かな。 アンダーらしい不安定な試合が続く。
FWの上田は決定力がある。 収穫だね。
GK山口 瑠伊には、がっかり。 この世代はGKが不作。 心配。
サイドからのクロスからでは、点が取れないが、2シャドーとFWの絡みなら点が取れている。
それに、プレスをかけられてもDFラインから何とかビルドアップしようというプレーを続けている。
課題も多いし、どうかな?とは思うけど、見守るしかないね。
3-4-2-1というのが、果たして日本に合っているのか?
興味がある所。 自分としては、将来的に4-2-3-1と併用して欲しいと思っているんだが。